目次
第1部 優生思想批判(旧優生保護法―今、被害回復を求めて 被害者が声を上げることが社会を変える力;障害を持つ女性の立場から ほか)
第2部 措置入院批判(措置入院;精神保健福祉法の医療基本法(仮称)への統合的解消と治療同意の意味 ほか)
第3部 医療保護入院批判(医療保護入院の廃止に向けて―日本特有の強制入院制度を「しかたない」で片付けないために;医療保護入院問題の原点に立ち帰ること ほか)
第4部 医療観察法批判(やはり、医療観察法は廃止するしかない;医療観察法と精神保健福祉法の根本問題 刑事手続と治療提供を再考する ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
優生思想と隔離収容思想のゆくえ 優生思想批判:旧優生保護法 優生思想と日本の精神医療 優生保護法から母体保護法への改正経緯 措置入院批判:措置入院者の退院後支援 新たな保安処分推進派イデオローグの誕生 医療保護入院批判:医療保護問題の原点 国連人権メカニズム 家族の立場から考える 強制入院制度 同意入院 医療観察法批判:医療観察法と精神保健福祉法の根本問題 医療観察法再考 社会復帰の意味 医療観察法と人権をめぐる現場から2021/02/21
Megumi
0
優生思想の歴史や背景、日本の立法過程と法改正に興味があって手に取った。前半はとても興味深く読んだけも、後半は医療保護入院や保安処分の問題で、別の話なようにも感じた(制度の背景に優生思想があるということなのか) 優生思想=ナチスとかいう単純な話でもなく、社会党が戦後法案推進に動いたとか、いろいろ考えさせられた。2023/09/18