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内容説明
気が付くと、そこは徹底した「ケチの原理」が支配する村だった。エチオピアの首都アジス・アベバから600kmほど離れた山の頂上に、要塞のような村がある。この村々に超過密状態で暮らす人々が、本書の主役コンソである。調査のため村に住み込んだ著者は、何のためらいもなく明るくケチを行う彼らに、日々翻弄され、悩み、時には戦い、しかし結果は決まって完敗。価値観の違いと意味を改めて考えさせてくれる、肉声のフィールド・ノート。
目次
第1章 アフリカへ
第2章 コンソに行くまで
第3章 コンソの社会と生活
第4章 ケチとの闘い
第5章 ケチの考察