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ちくま文庫
春は鉄までが匂った

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480039477
  • NDC分類 916

内容説明

容赦なく襲いかかる不況の波、とどまることなく進化する技術…。ものづくりに生きる町工場の人々は、それをどのように受けとめ、どのように乗り越えていくのか?最先端技術に命を吹き込む職人たちのワザと心意気を、旋盤工として、その真っ只中に身を置きながら描きつづけた小関智弘の代表作。鉄の感触や匂いさえも文章に刻みこんだ傑作ルポ。

目次

一本十銭の楊枝―まえがきにかえて
わたしのNC事始め―四十五歳の見習工
カバのあくび―プレス機械をつくる町工場
月とスッポン―金型づくりのむかし、いま
そのまた裏通りを生きる人々―倒産工場の同窓会
仕事の虚と実と―蘇る人たち
オヤジさんの宿命―汚れ、傷つきながら
町工場はどこへゆく―生き残ることの意味
わたしのへその緒―わが父親への挽歌
蟄居するとき―ひとりだけの工場
現場百回―いやらしさとむきあうこと
いまを苦しむ―貧すれど鈍せぬ人たち
必要なのは勇気と…―町工場たのし、かなし
内部応力あるいは鋼の腹の中―あとがきにかえて

著者紹介

小関智弘[コセキトモヒロ]
1933年生まれ。町工場の旋盤工として51年間働きつづけたが、現在は作家として、執筆・講演などに専念している