ちくま文庫
イタリア 田舎暮らし

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  • サイズ 文庫判/ページ数 164p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480039293
  • NDC分類 293.7
  • Cコード C0195

内容説明

ミラノでもローマでもない田舎町に恋して、とうとう中世に建ったという家を買うことに!壁色を選び、カーテンや家具を調え、イタリア生活が始まる。ブドウを摘み取りワイン作りに挑戦したり、水を汲みに泉に行ったり、トリュフの美味しいリストランテを探したり…自然と寄り添い、本当の豊かさや美しさとは何かを教えてくれるイタリア暮らしのあれこれを綴るエッセイ集。写真多数。

目次

はじめまして、イタリア
新しいものと古いものがマッチする家
イタリアで運転する
おいしいプーリアへの旅
イタリア水事情
こっちの水は甘いぞ
自然からもらう火
ワイン工場でつい長居
イタリアの常備食
暑い夏〔ほか〕

著者等紹介

有元葉子[アリモトヨウコ]
編集者・主婦を経て、女性誌・テレビなどで新しい提案をしている料理研究家。オーガニックなもの、厳選されたものを生かしたシックで快適なインテリアや暮らし方にもファンは多い。おいしいもの、素敵なものへのアンテナは常に感度良好、その行動範囲は、東南アジア、ヨーロッパ、中国へと広がる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

178
著者はお料理研究家。ウンブリア州(「イタリアの緑のハート」と称される)のアッシジ近くの小さな町に移住。自家製のワインを醸して、野生のハーブを使ったサラダを食べる。ありきたりだが、やはり生活における本当の意味での豊かさとは何か、を考えることになる。生活の質がそもそも違うのだ。こんな地に暮らして晴耕雨読なんて、ほとんど理想的なようにも思える。もっとも、地震がこの地を襲ったりと、必ずしもいいことばかりというわけではないのだが。暮らすのは無理でも、せめて1か月くらいをこんな地で過ごしたいものだ。2015/01/22

あつひめ

24
どこの世界も住めば都。自分がその場所を好きになることで生活スタイルも気持ちも変わるんだなぁ~と感じた。イタリア・・・いくら望んでも普通の主婦が暮らせる場所じゃないけど、だからこそ・・・そこでの楽しみ方を紹介してくれるガイドブックのようなこの作品は主婦に夢を与えてくれた気がする。せっかくのイタリア・・・日常の細々した暮らし方も気になるけど、異国のムードをたっぷり嗅がせてもらえるこの一冊がとても気に入った。イタリア旅行に行った気分?もっと有元さんの作品で空想の旅をしてみたくなった。2011/02/08

あくび虫

4
やわらかい文体でほっこりします。なかなかのイタリアびいき(本人も書いていますが)には苦笑させられますけどね。確かに豊かな暮らしだな、とは思わされます。――しかし、こういう系統の本を書く人は、絶対に専門にする国を非難しませんし、日本についてはしかるべき弁護もしません。なぜなのでしょうか。その国に馴染んでいくことを喜んでつづるわりに、圧倒的に日本人的です。誰かもっと穏やかにエッセイを書いてほしい。2016/11/21

ゆう

3
「水、空気、土、基本的なものが違うからイタリアではイタリア料理、日本では日本料理を食べるという当たり前がいちばん」この本でそう述べる有元先生に初めて出会った本は「和のお弁当」だった。なるほど。膨大なお弁当レシピ本の中から私がこの1冊を選んだのは、先生の国産食材を尊重するレシピに魅力を感じたからだったんだ。「日本で作るイタリア料理はどうがんばってもイタリア風、あくまでもちょっとしたお楽しみ料理」次はそんな先生が著したイタリア風料理のレシピに挑戦するのが楽しみだ。 2019/09/20

あゆみ

3
○いつかイタリアで暮らすのが夢なので、そんな夢のような生活の実際を読めてとても楽しかった。美味しそうな料理や海外だからこその話など。イタリアが私も恋しい。2019/02/22

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