内容説明
荒れ狂う海・逆巻く大波、巨大なルフ鳥、身の毛もよだつ人喰い巨人、恐ろしい“海の老人”…読み出したらやめられない驚異の大冒険、七つの航海を描く圧巻「船乗りシンドバッドと軽子のシンドバッド」。栄枯盛衰の人の世の習いが詩情あふれる東洋風の諦観的ペーソスのうちに静かに綴られる「真鍮の都」、ほかに官能に彩られた「女の手管と恨み」、「ジュダルとその兄」などを収録。
目次
船乗りシンドバッドと軽子のシンドバッド(第五百三十七夜‐第五百六十六夜)
真鍮の都(第五百六十七夜‐第五百七十八夜)
女の手管と恨み(第五百七十九夜‐第六百六夜)―王とその王子と側女と七人の大臣の物語
ジュダルとその兄(第六百七夜‐第六百二十四夜)
ガーリブとその兄アジブの身の上話(第六百二十五夜‐第六百四十五夜)
著者等紹介
バートン,リチャード・F.[バートン,リチャードF.][Burton,Richard Francis]
1821‐1890。イギリス生まれ。ヨーロッパ各地を放浪して育つ。大学中退後、軍に志願してインドに渡り、近東の諸言語・習俗を調べた後メッカ巡礼を果たす。ナイル川水源への探検、中央アフリカでの探検をはじめ、西アフリカ、ブラジル、シリアにまで足をのばした。奔放不羈、政府や上流階級と相容れず、晩年は辺境の領事として転々とし、生涯を終えた
大場正史[オオバマサフミ]
1914‐1969年。佐賀県生まれ。本邦初の『バートン版 千夜一夜物語』の完訳を遂げたほか、外国文学、性風俗をめぐる、多数の著書・訳書を遺した
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HIRO1970