内容説明
1907年、まだ封建的な風潮が強かったころ、イギリスの良家の令嬢ルーシーは、従姉妹とともにイタリアのフィレンツェを訪れた。開放的な地で、繊細で情熱的な青年ジョージと出会い、とまどいながらも心惹かれる。自分の気持ちに気づかず帰国したルーシーは、求められるままに貴族の青年と婚約するが、苦悩の中で本来の自分自身を発見する。若い女性の心の成長と真実の愛を描く永遠の名作ロマンス。
著者等紹介
フォースター,エドワード・モーガン[フォースター,エドワードモーガン][Forster,Edward Morgan]
1879‐1970。イギリスの作家
西崎憲[ニシザキケン]
1955年青森県生まれ。英米文学翻訳家。アンソロジスト
中島朋子[ナカジマトモコ]
1942年生まれ。共訳書に『巨人ポール・バニヤン』(ちくま文庫)など
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