内容説明
雑誌編集長として活躍する「私」が20歳代から魅せられたイギリス。仕事・離婚・子育てに悩んだ心を、ふるい立たせてくれたのもイギリスだった。しかし渡英30回をこえたころから「私」の中に変化が…。イギリス人と恋におちて経験した文化的ギャップ、予期せぬ人種的差別。そのはてに見つけだしたイギリスでのほんとうに豊かな暮らしとは?感動の体験的エッセイ。
目次
第1章 青春の原点はバースから
第2章 イギリス人と恋におちて
第3章 クリスマスは農家で
第4章 スタイルは伝染する
第5章 フィンドホーンの精霊
第6章 予期せぬ差別の中で
第7章 彼のギネス
第8章 イギリスに暮らすとき
黄金の池―後書きにかえて
著者等紹介
井形慶子[イガタケイコ]
長崎出身。19歳で出版社に入社後フリー編集者に。26歳で世界60ヶ国に流通する「HIRAGANA TIMES」の編集長に。その後「海外ライフ」月刊「ミスター・パートナー」を創刊。19歳の時に初めて訪れたイギリスの街並みに魅せられ、以来渡英は40回を超える。主な著書に『いつかイギリスに暮らすわたし』(ちくま文庫)『個性的な家をハウスメーカーで建てる!』(ミスター・パートナー)『古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家』(大和書房)がある。現在は音楽情報番組のDJで「ミスター・パートナー」編集長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あつひめ
27
イギリス・・・時々テレビで観る都会のような田舎のような国を思い出す。イギリスの男の人と結婚する・・・とかイギリスに住むぞーってノリが、東京に暮らして東京で大企業の男と結婚するぞーみたいな感じに聞こえてしまった。他所の国で過ごす時間っていくら旅慣れているとは言っても毎回ハプニングありの笑いと涙ありの思い出に残る出来事のようだ。私も一度イギリスという様々な顔を持つ国に行ってみたくなった。2011/02/09
almeida
6
最初の章は、感動した!が、その後は残念な感じ。イギリスを美化しすぎ、日本を卑下しすぎなように思う。隣の芝は青い。外人嫌いに育ってしまった娘さんの気持ちに寄り添ってほしい。2011/08/30
noko
3
イギリスは確かに素敵な国ですね。でも日本より圧倒的に優れているわけではないんじゃ・・・。私自身、数ヶ月イギリスで暮らしたことがあるのだけど、本書ではそこまで美化しなくてもってほど美化されていた。まぁそんだけ好きなのだから勝手だけどさ。文章に筆者の自己中心的な考えとか勝気さとか滲み出ててちょっと苦手だったな。イギリスの辺鄙な場所にあるB&Bとかパワースポットとかは興味深いです。2011/10/11