内容説明
偏頭痛・パーキンソン病・失語症・脳梗塞・ヘルペス脳炎など、さまざまな症状の人びとが訪れる神経内科。治りにくい病気で悩みを抱える患者に全人的な目で接している様子を描く、著者の経験した20年間の要約である。現代の「難病」とどう闘うのか?神経内科医療の最前線からの勇気と感動のレポート。
目次
ぼけが治った―慢性硬膜下血腫
頭を抱える―偏頭痛
動けない―パーキンソン病
しゃべれなくなる―失語症
しびれる―末梢性神経炎
雲の上を歩く―自律神経失調症
笑えない―顔面神経麻痺
びっくりする―白衣性高血圧症
手が鉛のように―脳梗塞
閉じ込められる―ロックド・イン症候群
絵が描けなくなる―筋萎縮性側索硬化症
ふらつく―骨髄小脳変性症
猫に見える―ヘルペス脳炎
よみがえる―多発性硬化症
気づかれる、気づかれない―脳出血
薬をやめて元気になる―パーキンソン症候群
風邪で動けなくなった―ギラン・バレー症候群
神経内科医の悩み
著者等紹介
米山公啓[ヨネヤマキミヒロ]
1952年山梨県生まれ。聖マリアンナ医科大学卒業。看護雑誌の連載を機に、小説、エッセイを執筆。1998年同大学第2内科助教授の職を辞し、本格的な著作活動に。現在も治療は続けている。日本老年学会、日本脳卒中学会、日本臨床生理学会評議員。著書に『医者の個人生活366日』(集英社)『忘れる脳・覚える脳』(青春出版社)『「健康という病」』(集英社新書)ほか多数
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感想・レビュー
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