ちくま文庫<br> やくざ戦後史

ちくま文庫
やくざ戦後史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480035486
  • NDC分類 368.5
  • Cコード C0136

内容説明

なぜ、流血は繰り返されるのか?ヤミ市での日本人・朝鮮人・台湾省民が入り乱れての激突、仁義なき愚連隊の登場、左翼勢力との敵対…。何が彼らを駆り立てたのか?そして、警察による取り締り強化と広域組織の巨大化。やくざ社会と政財界との癒着の実態はどのようなものだったのか?さらに、山口組分裂や幾多の抗争事件、暴対法の成立まで、やくざ50年史の決定版。

目次

やくざ維新
白竜社と国際ギャング団
つくられた抗争
「窮民群団」の解体
反共抜刀隊と火炎ビン闘争
反動化の季節
広域集団の財源
安保闘争前夜
安保体制の確立とやくざ極道集団
組織の急膨張と高度経済成長政策〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nnpusnsn1945

53
戦後史からみたやくざについて論じられている。同時に、様々な差別、格差が極道を作った事が伺える。戦後まもない頃の在日朝鮮・中国人が犯罪を起こしたのも、戦時中の徴用や終戦に伴う彼らに対する処遇の悪さが原因となっているようだ。騒動を取り締まるためにヤクザは権力に利用され、騒動後は外国人を組にスカウトするようになる。他にも、同和やその他社会から除け者となった者を取り入れていたようだ。社会変動で追放されるまでは、左派との戦い(ちなみに共産党も武装路線だったらしい。)等政治に利用された。2021/12/09

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