内容説明
人間にとってもっとも根源的なテーマとはなにか。本書では、エロス・心(意識)・死・神秘(超越)といった四つのキーワードをもとに、われわれの思考を呪縛している文化の魔力から自由になることを提唱する。21世紀を目前にして不透明な様相を呈している今日、「心をどうとらえるか」「死と直面して生きるとは」など、軽妙なタッチでその深層を明らかにし、生きていく寄りどころを再考させられる「いのちの羅針盤」ともいえる書。
目次
第1章 エロス―色即是空の章(葛藤のセックス;おまんまとセックス ほか)
第2章 心―直指人心の章(我々は心である;心はたよりない ほか)
第3章 死―涅槃寂静の章(九の箴言;死者と生者 ほか)
第4章 神秘―諸法無我の章