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内容説明
二つの殺人をつなぐのは奇怪な二つの伝説だった。ご存知ディー判事、神の名探偵怪異に挑む。
著者等紹介
和爾桃子[ワニモモコ]
慶應義塾大学文学部中退、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
12
このシリーズをボツボツと読み進めている。でも、読後10日を経過した今現在、どんな物語だったのか記憶の彼方。そして、読みながら思っていたのは、今まで読んだシリーズの中では、最も面白くないということ。まあ、どうでもいいですけど、このシリーズを読もうと思う人は、最後に出版された「寅申の刻」に添付されている原書の刊行順番を確認するのがよろしいです。日本語版は、どういう訳か、刊行順とは異なっていて、時代があちらこちらに飛んでしまってます。ある意味、この本は、主人公の成長物語ですから、これは、困るのですよね。2018/11/06
紅はこべ
12
偏愛のシリーズの一つ。ディー判事は儒者なので、怪異や迷信には距離を置く。その姿勢がヨーロッパの合理主義と肌が合うのだろう。2008/03/12
spica015
8
龍船競争で一着を争う船の乗り手が、ゴール直前で毒死!と派手なわりに、トリックらしいものが一切出てこないあたり、この狄判事シリーズらしい作品である。短い作品なのに、どんどん死人が出てくるのが凄い。しかしながら犯人があまりにも酷い人物なので、これくらいコンパクトに纏まっている方が良いのかも。今回はいつもの副官たちが登場しないが、良さんという女力士が暴れ回ってくれているので、アクション面でも楽しめる。2019/04/15
sin
2
神秘的な物語、怪奇潭として読み解くことが出来るのでは?2012/09/29
晴巣蓮之介
2
今回は珍しく殺人事件が4件。 加えて喬泰、馬栄、陶侃の3人の副官が一人もいなくて大丈夫?と思ったら洪警部が意外な大活躍。乞食の元締め申八とも堂々渡り合うあたりは見せ場。 原題の"The Emperor's Perl"(御物の真珠)、ガセだとばかり思わせといて最後の最後に実物が出てくるあたりはいつも通り、この人の作品の一筋縄ではいかないところ。 読み心地もいつも通りすっきりでした。2011/11/03
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