ちくま文庫<br> 不思議の町 根津―ひっそりした都市空間

  • ポイントキャンペーン

ちくま文庫
不思議の町 根津―ひっそりした都市空間

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 303p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480032676
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0195

内容説明

根津は不思議の町である。一本小路を入ってみると、今もひっそりした別世界が広がる。コンクリのゴミ箱、防火用水の石槽、金だらい、竹ぼうき…。時が止まってしまったかのような一空間。町を歩き、人に聞き、ていねいにすくいあげた下町の人々の暮らしと歴史。

目次

1 藍染川が流れていた
2 根津権現社の成立
3 根津遊廓秘話
4 団子坂菊人形
5 藍染大通りの人々
6 谷底の文化人たち
7 根津の暮し―明治・大正
8 根津万華鏡

著者等紹介

森まゆみ[モリマユミ]
1954年、文京区動坂に生まれる。早稲田大学政経学部卒業、東京大学新聞研究所修了。地域雑誌『谷中・根津・千駄木』編集人。地域運動にも関わり各方面から注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ayumi Shimojoh

1
4月から日暮里勤めて、千駄木のブックオフで買い、読み終わりました。市電が通っていたことや、遊郭の痕や、不忍通りが新しいこと、坂道、藍染川やら地形や寺や、明治大正の人や生活がいっぱい詰まった、石碑ならぬ紙碑、ですごいなあ。と思った。2022/06/08

yumix

1
根津のことも何も知らぬまま引っ越してきて、もっとこの街を知ろうと読んでみました。昔は遊郭があったり、上野公園に取り込まれそうになったり、また東大のある弥生と一緒にしようとしたら拒まれたり、何年も前といっても平成後の東京都の環境調査では東京中で根津が最悪と新聞の見出しにでたりとか、奥深すぎて覚えきれません。こんな狭い範囲に中身は満載。深すぎるがゆえになかなか地元民になれない自分がいるわけで…森鴎外、夏目漱石しかり数々の文豪の本の中にも描写されているらしいこの界隈、この街を知っていたならもっと脳裏に描きながら2014/11/08

いちはじめ

0
著者は、タウン誌「谷中・根津・千駄木」の編集人。ホームグラウンドだけにいきいきと描いている2003/10/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/486727
  • ご注意事項

最近チェックした商品