平凡社新書<br> 半藤一利 わが昭和史

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平凡社新書
半藤一利 わが昭和史

  • 半藤 一利【著】
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  • 平凡社(2022/04発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582860016
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

《目次》   
一、遊びつくした子ども時代
向島に生まれて/人は死ぬ/豊かだった戦前/川のそばで/おかしな空気
悪童、「お坊ちゃま」になる/二宮金次郎が読んでいたもの/最初の空襲体験
少年講談と浪花節/運命の分岐点──中学進学

二、東京大空襲と雪国での鍛練
十四歳、死にかける/父との再会/疎開で転々/雪がくれた体力と忍耐力

三、ボートにかけた青春
日本人と橋/志はいずこへ/人生の?決意?/水の声を聞きながら
ボートの青春に悔いなし/?浅草大学?と苦肉の卒論

四、昭和史と出会った編集者時代
御茶ノ水駅の決断/生涯の宝/ボンクラの必要性/指名された理由
歴史はなぜ面白いか/人に会い、話を聞く/昭和史にのめりこんだとき
処女作は『人物太平洋戦争』/寝ながら書いたケネディ暗殺記事
『日本のいちばん長い日』/印税はゼロ/名デスクはヘボ編集長?
?アソビの勉強?と潜伏期間の決意/まぼろしの「明治史」?/ある成功の代償

五、遅咲きの物書き、?歴史の語り部?となる
?じんましん十年?の役員時代/辞めなかった理由/『昭和天皇独白録』のこと
山県有朋をなぜ書いたか/命がけの独立/瀬戸際の体験/道に迷ってよかった
失ったもの、得たもの/脱線はムダか/昭和史はなぜ面白いか
「歴史に学べ」でなく「歴史を学べ」/通史をやって気づいたこと
平成とは何であったか/「平成後」を想う/人生の一字

[附録] 四文字七音の昭和史
「皇国」という言葉/本家中国と日本/漱石先生と『蒙求』/「赤い夕陽の満洲」から
昭和史を転換させた「国体明徴」/二・二六から日中戦争へ
最高のスローガン「八紘一宇」/「油は俺たちの生命だ」/戦時下の四文字
日本人独特の死生観/崑崙山の人々/終わりに
略年譜


《概要》
向島に生まれ、東京大空襲の炎をかいくぐって生きのびた少年は、隅田川の風景を胸に“橋をつくる技師”への夢を抱くが、ボートに青春をかけたあと、道に迷って編集者となる。坂口安吾や伊藤正徳との出会いから昭和史の研究に打ち込んで物書きとなり、「退職してからが本格的スタートでした」と、晩年は歴史の語り部に。人生に涯(はて)あり、されど知に涯なし。2021年1月、90歳で逝去した昭和史の第一人者が、最晩年に語った自伝。痛快かつ波瀾の生涯と平和への熱い思いに、生きる勇気が湧く一冊。

内容説明

下町の悪ガキはこうして昭和史の語り部となった―。最晩年に語った自伝

目次

一、遊びつくした子ども時代
二、東京大空襲と雪国での鍛練
三、ボートにかけた青春
四、昭和史と出会った編集者時代
五、遅咲きの物書き、“歴史の語り部”となる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

10
作家のイメージしか知らず、会社員それも役員まで勤め上げられていたことを本書で初めて知りました。所々砕けた文体になっているのが味があっていいと思います。2022/05/22

Gokkey

8
昭和史を読んで、半藤氏の人間的なバックグラウンドを知りたくて手にとってみた。あくまでも「人」に焦点をあてた、その時代の人の視点からの歴史構築の方法論のルーツは何か?大学の研究者ではなく、文藝春秋の編集者だからこそ、人の声を丁寧に拾う事を重視したスタイル。文献に残された記録には何らかの意図があり、バイアスがある。そこからは本当の歴史は描けない。失礼ながら、一部引用させて頂く。‘’やっぱり人間というのは実に面白い。加藤清正がどうの豊臣秀吉がどうの、そんなことをやらなくても生身の人間の方がよっぽど興味深い‘’2023/09/15

がんぞ

5
3月の東京大空襲で九死に一生/一家が新潟疎開/翌年、家族は帰京、一人残り受験勉強/旧制一高不合格/理文転換し新制東京大学合格/ボート部’51年、慶應に惜敗、五輪出場を逸す/文藝春秋社にボンクラ枠で入社/坂口安吾などと知遇/老将たちから聞き起しの経験/無関与の大宅壮一の名を借りた『日本のいちばん長い日』ヒット/『天皇独白録』真偽判別を「社外極秘だから」真と/55歳で役員となり作家デビュー/「歴史探偵」を名乗り、貴重な証言から大戦や戦前を再構成/末期に「墨子を…日本人は悪くない」と。武装解除は平和の道ではない2022/08/05

オールド・ボリシェビク

5
昨年、亡くなった歴史探偵・半藤一利さんの語り下ろしによる自分史回顧である。わが都立墨田川高校(当時は府立七中)の大先輩である半藤さん、ずいぶんと悪ガキだったそうだ。育った当たりは下町と言っても、地方出身者がひと山当てようと集まっていたところらしい。また、当時に七中はずいぶんと軍国主義教育が盛んだったという。しかし、東京大空襲を生き抜き、東大ではボートに打ち込み、文藝春秋では役員の傍ら、執筆を続ける。大した人だ。先輩として尊敬します。2022/05/11

都人

4
著者の人生を描き、「昭和」の時代を懐かしく感じた。ただ戦前の社会の描き方に、懐古の情は解るとしても、社会が軍事の方向に進むことについてどう分析していたのか、戦後旧軍関係の人々との広範なつながりの中で、どう感じていたのかが全くこの本には述べられていない。p217に述べていることは、ロシアのウクライナ侵攻を見る現在、共産党や立憲民主党のいう「念仏平和主義」(平和を祈れば、平和が実現する)と同じ主張で、戦争から何も学ばれていないと感じた。2022/06/29

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