ちくま文庫<br> 東京的日常

ちくま文庫
東京的日常

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  • サイズ 文庫判/ページ数 258p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480028891
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

“人は何故旅をするのか。はて、我々は何故外国へ出かけて行ったのだろう。”“我々はどうしてライターになったのだろうか。”香港やソウルを旅した二人が語る旅への思い、新潟と静岡での各々の生い立ちや過去、ヒッピーや70年代の空気などについて語る。団塊の世代に生まれた二人の(笑)と(泣)の真夜中のつぶやき。

目次

第1章 たびたび旅を語る
第2章 かくかく過去を語る
第3章 ぶつぶつ文化を語る
第4章 くどくど暮しを語る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kuukazoo

5
1980年代も終わるという頃になされた《俺たちの旅》的な対談集。もう30年にならんとしていることに驚きを禁じ得ない。当時読んでもあまりピンとこなかったに違いないが、もう当時の彼らの年齢を若干超えてしまった今ならわかる気がする(笑)。「どんな老人になりたい?」「やっぱり荷風か」なんてやりとりに思わず笑いが。しかし何より伊藤比呂美による解説(と言いながらほとんど自分のことしか書いてない)が素晴らし過ぎる。2015/01/19

やいとや

2
読書メーター始めてからでも4回読んでる。バイブルか?2019/10/02

しんこい

1
対談といっても一つのテーマを追求していく風でもなく雑談風。、時々ゴシップ風の暴露と切り返しがあったりして妙に笑えます。90年頃の対談ですが、老人社会というのは、いまや現実になっているし。2012/11/30

やいとや

1
もう何度めだ?気がつけば二人の年齢を越えていることに驚きを禁じえない。90年になされた対談ながら、語られていることは何ひとつ古びていないと感じるのは、90年からこっち、80年代の若き日に感じたような変化もなく、90年代に世の風潮がぬるくなってとり残された気分のまま、世の中何も変わらない思いがあるからか。と言ってはキザであろう。人並みの暮らしと生活感覚への憧れはここ数年で強くなった気もするが、いつまでも80年代を引きずった俺は、二人に20年遅れた、凡庸な、ただ埋める気もない疎外感をかかえた中年というわけか。2012/05/23

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