内容説明
眼が覚めたらそこは既に南半球だった…。生まれて初めての異国への旅は、なんと、あの原田知世嬢追っかけ旅行だったのだ!!南の島で過ごした一週間、原田知世主演映画ロケの狂騒状態など、マンガ家とり・みきの知られざる一面が描かれた、超私的エッセイ集。
目次
第1章 マンガ家はらいそ島へ行く
第2章 DIARY’83~’89
第3章 銀幕と美少女
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kemonoda
2
新春一冊目は我が敬愛する漫画家とり・みきさんの「活字本・エッセイ集」です。子供の頃「少年チャンピオン」(の黄金時代でした)を購読していたので、とり・みきさんはデヴュー時から知っており、初期の「バラの進さま」「るんるんカンパニー」などはリアルタイムで愛読しました。なんという幸運。さて本書、とりさん活字でも読ませます。なんというか嫌みでない旨さを感じさせる文章です。とりさんって漫画もそうですよね。理数系漫画家のとりさんはたぶん頭がいい、でもそれが嫌みでない。「距離感」が嫌みでない。とても懐かしく読みました。2014/01/02
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
1
「美少女は男の子でもある」という言葉に、先日読んだ『感じない男』にも共通するものを感じた。 原田知世、かわいかったもんなー。2014/08/06
ろびん
0
そういえば時かけ、またやるみたいですね、どうなるものか。ライトなSFファンからするとSFマニアが怖いのはよくわかります……。2016/06/25
みち
0
1994年の本。ずっと積ん読でしたが、最近読んでみました。元々は、1989年に出た本の文庫化。1983年、おたく系の人たち(当時はまだ「おたく」という言葉はなかったのだけれど)に絶大な人気を誇った女優、原田知世の映画『天国にいちばん近い島』のロケの追っかけでニューカレドニアに行った話から始まって、80年代に書かれた日記やエッセイで構成。みんなが原田知世に熱くなっていた頃の思い出話が、今読んでも楽しい。2011/05/11
ヒコ。
0
いくつ「(原田)知世」という文字が書かれているだろうというエッセイ。あとがきは大林宣彦の手による。2009/07/07