感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
D4C
5
妖怪として、人間と相いれない存在の河童ではなく、弱者として人間に扱われているのが、何とも切ない。全てがそう言った物語ではないものの、不条理に扱われ、無情な人生を歩む河童たちの姿は、読んでいて辛い程でした。2017/04/26
ipusiron
0
1999/6/16読了
ビシャカナ
0
河童にまつわる短編集。河童を利用しようとする人間、人間にしてやられる河童の姿に、河童を鏡にして相対的に人間を描いている。地獄の次はまた地獄、欲をかいて取り返しのつかないことになるなど、水木センセイらしい世界観。努力が報われるわけでもない、善行が報われるわけでもない諸行無常の世界だが、それでも生きていくしかないのだな。2018/02/02
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- 和書
- タニタ式カラダのひみつ