ちくま文庫<br> ハーメルンの笛吹き男―伝説とその世界

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ちくま文庫
ハーメルンの笛吹き男―伝説とその世界

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315,/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784480022721
  • NDC分類 388.34
  • Cコード C0122

内容説明

《ハーメルンの笛吹き男》伝説はどうして生まれたのか。13世紀ドイツの小さな町で起こったひとつの事件の謎を、当時のハーメルンの人々の生活を手がかりに解明、これまで歴史学が触れてこなかったヨーロッパ中世社会の差別の問題を明らかにし、ヨーロッパ中世の人々の心的構造の核にあるものに迫る。新しい社会史を確立するきっかけとなった記念碑的作品。

目次

第1部 笛吹き男伝説の成立(笛吹き男伝説の原型;1284年6月26日の出来事;植民者の希望と現実;経済繁栄の蔭で;遍歴芸人たちの社会的地位)
第2部 笛吹き男伝説の変貌(笛吹き男伝説から鼠捕り男伝説へ;近代的伝説研究の序章;現代に生きる伝説の貌)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

95
1284年6月26日に発生した、子どもたちの大量失踪事件。伝説を探求する過程で、中世ドイツ世界の差別の諸相にたどりつく。政治・経済が中心の歴史からは事件の追究は困難で、まして700年以上の歳月の壁がある。しかし、事件の真相よりも、なぜ人々はこの伝説にこだわったのかを読み解くことで、きれいごとで済まされない過去の重みを感じることができる。それでも知りたい。真相は何だったのか?2016/01/30

こきよ

80
ヨーロッパ中世史を、法制史や政治史、更には社会史的な外殻よりも潜在し、濃密な民衆史的目線で追った作品。民間伝承(所謂伝説の類も)を探索することの一種快楽にも似た知的興奮を堪能出来る反面、追えば追うほどその対象の生命力を弱めているという氏の苦悩も見て取れる点に於いて、研究、引いては学問全体にも一石を投じている作品である。2014/08/15

ヨーイチ

67
著者は高名な歴史学者。名前だけは知っていた。ハーメルンの笛吹き男、笛を吹いて鼠を駆除してあげたが最後には村の子供たちを連れて行ってしまうって童話は子供の頃から知っていたが、そのハーメルンでの伝承調査から始まって、他の研究を紹介しつつ、伝説の裏側に潜む中世ドイツ人の世界を著者なりの推理を交えて読者に伝えてくれる。日本で言うと鎌倉時代・蒙古襲来頃ドイツの小都市ハーメルンで子供たちが集団でいなくなったという事実はあったらしい。著者の姿勢は史実もさる事ながら、その逸話を今日まで長持ちさせた「チカラ」 続く2019/09/26

naoudo

55
民衆史を中心にした社会史はどうしたら可能なのか。この課題は何よりもまず、歴史研究、即ち生活現実を理知的に解明せんとして、長い間知識人が行ってきた知的営為そのものに対する批判的反省として出発しなければならないだろう。 悲惨な運命に襲われた時、庶民はどのようにしてそれに耐えるのだろうか。彼らは自分たちの現在の不幸を過去の体験やいい伝えと比べてその深さを計るのである。ペストや洪水、火災で子供を失った親たちがその不幸を語り合い、慰め合う時、話の行く先はハーメルンの子供たち130人が連れ去られた事件であっただろう。2019/10/10

kana

54
世界史の先生に薦められて以来、ずっと読みたくて、でも読んでなかった本をどんな巡り合わせか、今、手に取りました。誰もが知るハーメルンの笛吹き男伝説の真相とは?ネズミ捕り男とは一体何者なのか?数々の疑問がいかに研究されてきたのかを紐解いていく本書。その過程で見えてくるのは、歴史の表舞台には決して登場しない市井の人々の慎ましやかな暮らしぶり。女性や子供への差別の厳しさや祭りの重要性など想像を超える時代背景に何度も驚く。マニアックな内容ながらこれだからヨーロッパ中世史は面白い!と思える探究の喜びに溢れていました。2017/10/26

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