内容説明
まずしい漁師がアッラーに祈りながら網を打つと、2匹の猿がかかった。その猿を使ってまた網を投げると、たくさんの魚がとれた。彼の前には次々と運が開けはじめる。そして…(「貧乏カリーフの物語」)。ほかに「黄色い若者の物語」「ハサン・アル・バスリの冒険」など、たくみな展開が楽しめるお話の数々。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかつや
5
ちょっと間を空けて6巻目。この巻で一番ハッとさせられたのは、臀部は「疲れたときに、坐るに役立つ」という記述。確かにそうだ、今までそんなこと思ってみたこともなかった。ちなみに陰茎は「あらゆる種類の多くの用途に役立」つとのこと。いいこと言うなあ。この巻に収録されている話はどれも面白かった。でもよくよく考えてみれば、一度すべっただけで頭部が胴体からおさらばするって状況で、シャハラザードは物語ってるんだよなあ。そんな中でどう考えてもくっだらねえ話も中継ぎに持ってきたりする。シャハラザードちょっと肝が太すぎるよ。2019/08/21
ちゅっちゅちゃん
0
「『柘榴の花』と『月の微笑』の物語」が面白かった。~615夜まで収録。2014/02/24
cya
0
読み終わりました!こんなにずーっと続く物語だけどどんどん読めてしまうんだー。2011/10/15