筑摩選書<br> 南北戦争を戦った日本人―幕末の環太平洋移民史

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筑摩選書
南北戦争を戦った日本人―幕末の環太平洋移民史

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480017819
  • NDC分類 253.06
  • Cコード C0321

出版社内容情報

米国の公文書記録によると南北戦争に日本人二名が従軍したという。鎖国下の日本を離れ、アメリカに生きた彼らの人物像と消息を追う、一九世紀の日本人移民の群像。

内容説明

南北戦争の兵役記録には二名の日本生まれの兵士の名がある―サイモン・ダン、ジョン・ウィリアムズ。英語名の彼らは誰なのか?なぜアメリカにいたのか?その人物像は?人の移動が厳しく制限されていた日本を離れ、アメリカに生きた/生きねばならなかった彼らの消息を、日米両国の資料から丹念に探査する。漂流民、密航者、あるいは幕府使節の脱落者…海を渡った日本人移民の歴史と一九世紀中頃のアメリカ社会史が、アメリカ戦史上最大の死者を記録した南北戦争で交差する。

目次

序章 日系アメリカ人二世テリー・シマとの出会い―はじめに
第1章 南北戦争とマイノリティ―アジア・太平洋系移民
第2章 日本生まれの二人に近づく―アメリカでの記録から
第3章 漂流者・密航者たち
第4章 幕末の日本人の移動―使節団と密航者との接点
終章 旅の終わりに

著者等紹介

菅(七戸)美弥[スガシチノヘミヤ]
1969年生。2001年国際基督教大学大学院博士課程修了(博士・学術)。現在、東京学芸大学教授。専門はアメリカ史、移民・移住史。著書に『アメリカ・センサスと「人種」をめぐる境界―個票にみるマイノリティへの調査実態の歴史』(勁草書房、2021年アメリカ学会中原伸之賞受賞)などがある

北村新三[キタムラシンゾウ]
1940年生。神戸大学大学院工学研究科修了、大阪大学工学部(助手)、神戸大学工学部(助教授、教授、工学部長)、副学長・理事を経て、名誉教授。システム工学専攻。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

118
なぜアメリカ南北戦争に日本出身兵士が従軍していたのか。海外渡航が厳しく制限されていた幕末だが、漂流者や密航者以外に海外への使節団から脱落したり、外国商人の帰国に同行するなど様々なルートで海外渡航を果たしていたのだ。そうした人びとが現地で接触し日本人の小コミュニティが形成され、生活を助けるため軍に入隊した可能性が見えてくる。金を払うか代理人を立てれば徴兵を回避できたため、貧しい渡航者にはうってつけだった。ジョン万次郎や咸臨丸のように名は残さなかったが、世界一周を果たした大冒険者もいた事実を知らねばならない。2023/10/31

BLACK無糖好き

15
アメリカの南北戦争に従軍した日本生まれの兵士二人の身元特定の試み。同時に、日本人漂流者、密航者、使節団員、アメリカ人牧師、軍人、船長たちの遭遇を通して当時の環太平洋の移動と移住の物語を描く。著者は以前アメリカのセンサスの研究で膨大な量の一次資料に目を通してきた印象がある。とりわけ人種に纏わる項目で、表面上の記載からは見えてこないその裏にある傾向を読み取る力が培われたと見受けられる。結果的には身元特定には至らずも、その土台があったからこそここまで肉薄できたのではないだろうか。2025/01/09

takao

3
南北戦争の兵役記録には2名の日本生まれの兵士の名前がある2024/01/27

はしめ

3
資料だもの、想像力は広げられようて。そこで僕は、必死で生きてゆく。ちがうな、彼は誰だったのか。この一点。知りたいのは、彼に似ただれかではない。想像力で補足してはいけない。2023/12/18

たかしゃん

3
図書館でタイトルに惹かれ読んでみた。入隊記録に生まれが日本と書いてあったダンとウィリアムズ。南北戦争当時は在米日本人はほとんどいなかったようで、漂流者、密航者、使節団からの脱落者と仮定し、二人の背景を追う過程が詳細に綴られている。当時はお金を払えば徴兵を免れることができたことは驚きだったが、日本でもあったようですね。2023/10/21

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