筑摩選書<br> 入門講義 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』

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入門講義 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480017574
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0310

出版社内容情報

哲学は学説ではなく、活動である! 二〇世紀最大の哲学書『論理哲学論考』を、後期の書『哲学探究』に至る思考の足取りも視野にわかりやすく読み解く入門講義。

内容説明

哲学の役割は物事を丸ごと説明するテーゼを提示することではない。ウィトゲンシュタインはぼやけた物の見方を論理的に明確化し、世界や人生のディテイルから目を逸らさぬようにと、私たちをガイドする―。二〇世紀最大の哲学書『論理哲学論考』とはどのような本なのか。独特の概念を一つずつ押さえ、難解かつ複雑に枝分かれした『論考』の議論をわかりやすく読み解くとともに、世界的な解釈論争にも分け入り、後期哲学への連続性も視野に、ウィトゲンシュタインの思考を生き生きと描き出す。

目次

第1講 『論理哲学論考』とはどのような本なのか
第2講 世界、事実、事態、対象―形而上学か端的なナンセンスか
第3講 写像理論
第4講 記号、シンボル、ナンセンス
第5講 記号言語と形而上学
第6講 言語と論理
第7講 真理操作、量化子、独我論
第8講 論理学、数学、自然科学
第9講 倫理に関わる言葉たち
第10講 ガイドとしての『論理哲学論考』
第11講 哲学は学説ではなく、活動である

著者等紹介

大谷弘[オオタニヒロシ]
1979年京都府生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻博士課程満期退学。博士(文学)。現在、東京女子大学現代教養学部准教授。専門は西洋哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buuupuuu

11
とても分かりやすく読みやすい。ウィトゲンシュタインは『論考』で、言葉の意味を、それが事態の像であるということによって説明し、形而上学な問いをナンセンスとしてしりぞけた。ときに神秘的に捉えられがちな独我論についての言説にも、本書では明快な解釈がなされている。難しいのは、『論考』の説明に従うと『論考』それ自体がナンセンスになってしまうことである。このことをどう解釈するかという問題に、本書は特に力を入れて挑戦している。著者の解釈では、『論考』は、対話の場面で形而上学的問いをどう解消するかのガイドなのだという。2022/11/22

愛楊

2
2022年10月出版。日本の研究者の中では最も穏当な『論考』解釈であり、本書を最初に手に取ることを薦める。解釈が多数提示されている。まず、『論考』が失敗した試みであったという理解が必要である。これは本書には書かれていないが、『論考』(=言語論的転回)がいかなる意図のもとに書かれた著作であるかを確認する必要がある。〈経験の可能性の条件〉としての哲学の根拠を言語に基礎づけようとしたのが『論考』であり、それは後期ウィトゲンシュタインへの転回やドナルド・デイヴィッドソンに見られるように、失敗した試みである。2024/05/28

ああああああああああああ

1
1周目おわり。 超越論がどういう立場でどう克服されたのかを読みたくて、まずは筋を流し読み。 結局は克服できていない様子だった。細かい論理はまだ追えてないので2週目以降で頑張る。 集中力MAXで読んでるときに無駄な小話がちょいちょい入ってくるのがBAD。学生との質疑応答みたいなコーナーで、学生の質問レベルまで自分の理解を修正できたし、それに対する回答も頭にはちょっと入った気がする。 論理をちゃんと追わないとついていけなくなるので、正月ボケの頭にはちょっとキツかった。2023/01/03

なの

0
これまで何冊か読んだ論理哲学論考の解説書で一番分かりやすいと感じれた。 『論考』自体の解説に付け加えて、論考の解釈についての議論も紹介されている。 適切な記号言語においては対象は変項により表現されなければならない。 「すべての犬は哺乳類である」と「すべての対象は観念である」は記号としては似ているが、前者は記号言語として分析可能なのに対し、後者は分析が不可能なナンセンスな記号の並びにすぎない。 形而上学的ナンセンスは「対象」のような形式的概念を「犬」のような通常の概念と混同することに起因する。2024/05/21

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