出版社内容情報
橋下徹や小池百合子ら「劇場型政治家」によるポピュリズムはなぜ地方政治に現れるのか。世界のポピュリズムと比較しつつ、その暴走の危険性や対処法を論じる。
内容説明
世界的に長い歴史と波を持つ運動であるポピュリズムは、いかにして日本に現れたのか。世界のポピュリズムの流れとの比較から、一九九〇年代の「改革派首長」(橋本大二郎、北川正恭、田中康夫ら)や小泉改革などに現代日本のポピュリズムの淵源を求め、「橋下劇場」「小池劇場」と呼ばれる「劇場型政治家」が地方政治に現れた政治力学を分析。今後日本でも国政レベルでポピュリズム政党が台頭する可能性があるのか、そうなった場合の危険性や対処法をリベラル・デモクラシー擁護の観点から幅広く論じる。
目次
ポピュリズムとは何か
1 日本のポピュリズム(平成のポピュリズム現象;橋下劇場;小池劇場 ほか)
2 世界のポピュリズム(世界のポピュリズム;欧州ポピュリズム政党の台頭要因と未然防止策)
3 ポピュリズムへどう立ち向かうか(日本でのポピュリズム台頭の可能性と防止策;ポピュリズム政党が政権を取った時の対応策)
リベラル・デモクラシーの危機
著者等紹介
有馬晋作[アリマシンサク]
1955年、鹿児島県生まれ。明治大学経営学部卒業。鹿児島県庁に二三年間勤務。その間、旧自治省にも勤務し、社会人入学で鹿児島大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程満期退学、博士(学術)。2004年より宮崎公立大学人文学部助教授、08年に同大学教授、17年から同大学学長。日本地方政治学会理事。専門は行政学、地方自治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
jackbdc
青雲空
Go Extreme
だるちゃん
いけだのどん