筑摩選書<br> 暴走するポピュリズム―日本と世界の政治危機

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筑摩選書
暴走するポピュリズム―日本と世界の政治危機

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480017352
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C0331

出版社内容情報

橋下徹や小池百合子ら「劇場型政治家」によるポピュリズムはなぜ地方政治に現れるのか。世界のポピュリズムと比較しつつ、その暴走の危険性や対処法を論じる。

内容説明

世界的に長い歴史と波を持つ運動であるポピュリズムは、いかにして日本に現れたのか。世界のポピュリズムの流れとの比較から、一九九〇年代の「改革派首長」(橋本大二郎、北川正恭、田中康夫ら)や小泉改革などに現代日本のポピュリズムの淵源を求め、「橋下劇場」「小池劇場」と呼ばれる「劇場型政治家」が地方政治に現れた政治力学を分析。今後日本でも国政レベルでポピュリズム政党が台頭する可能性があるのか、そうなった場合の危険性や対処法をリベラル・デモクラシー擁護の観点から幅広く論じる。

目次

ポピュリズムとは何か
1 日本のポピュリズム(平成のポピュリズム現象;橋下劇場;小池劇場 ほか)
2 世界のポピュリズム(世界のポピュリズム;欧州ポピュリズム政党の台頭要因と未然防止策)
3 ポピュリズムへどう立ち向かうか(日本でのポピュリズム台頭の可能性と防止策;ポピュリズム政党が政権を取った時の対応策)
リベラル・デモクラシーの危機

著者等紹介

有馬晋作[アリマシンサク]
1955年、鹿児島県生まれ。明治大学経営学部卒業。鹿児島県庁に二三年間勤務。その間、旧自治省にも勤務し、社会人入学で鹿児島大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程満期退学、博士(学術)。2004年より宮崎公立大学人文学部助教授、08年に同大学教授、17年から同大学学長。日本地方政治学会理事。専門は行政学、地方自治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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jackbdc

5
暴走するのはポピュリズムなのか?既存システムに問題はないのか?ポピュリズムとは「大衆迎合的な無責任な政治」の意味であり、中間搾取を貪るエリート等の外敵への対抗を旗印に、独裁的な振る舞いを可能とするポピュリストの台頭により政治的混乱を危惧する文脈で使用される言葉である。トランプを筆頭に世界中で広まっていると実感はある。しかし正当な民主主義プロセスを通じて得られた結果だと謙虚に受け止める必要があると思う。本当に問題なのは何か。印象論で否定せず、民衆の投票行動の根幹にあるものを冷静に捉え直す必要があるのでは?2021/10/10

青雲空

3
ポピュリズム研究の一環で読んだ

Go Extreme

2
ポピュリズムとは何か:日本政治でのポピュリズム現象 学問的な定義 ポピュリズムへの警鐘ーデモクラシー論からの視点 日本のポピュリズム:平成のポピュリズム現象 橋下劇場 小池劇場 ポピュリズムを生み出す日本政治の仕組み 世界のポピュリズム:世界のポピュリズム 欧州ポピュリズム政党の台頭要因と未然防止策 ポピュリズムへどう立ち向かうか:日本でのポピュリズム台頭の可能性と防止策 ポピュリズム政党が政権を取った時の対応策 リベラル・デモクラシーの危機:民主主義の歴史 権威主義の伸長 新型コロナウィルスと民主主義2021/10/23

だるちゃん

0
とても勉強になった。★日本では国政より地方首長にポピュリストが多い。なぜか? 背景には、地方政治の、大統領制にも似た「二元代表制」がある(vs 国政の議院内閣制)。地方首長と、議会議員、それぞれ別々に直接選挙によって選ぶから、突然、人気重視の首長が(議会多数派とは関係なく)選ばれる可能性がある。さらに、その首長の取り巻き政党を形成し(cf. 維新、減税日本、都ファ...)議会議員にも選ばれ始めると、二元代表制の理想であるチェック&バランス自体が壊れる。2024/11/21

いけだのどん

0
著者の専門が日本の地方自治論ということもあるのか、日本の特に地方におけるポピュリズム、例えば橋本劇場、小池劇場などをまず挙げている。海外の例は他の人の主張等を引用する形で取り上げる。まとめが、今後日本でも国政レベルでのポピュリズム政党が台頭するのか、そうならないような防止策やそうなってしまったときの対応策などを論じてまとめている。ポピュリズムについて考えるときの基礎テキスト的な本かもしれない。惜しむらくは本書は21年夏に出たのだが、21年秋の衆議院選の結果が反映されていれば、どう論じただろうか。 2022/03/03

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