筑摩選書<br> 三越誕生!―帝国のデパートと近代化の夢

個数:
電子版価格
¥1,595
  • 電子版あり

筑摩選書
三越誕生!―帝国のデパートと近代化の夢

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月06日 05時28分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480016881
  • NDC分類 673.8
  • Cコード C0363

出版社内容情報

1904年、呉服店からデパートへ転身した三越は近代日本を映し出す鏡でもあった。生活を変え、流行を発信する文化装置としての三越を貴重な図版と共にたどる。

内容説明

日露戦争勝利により東アジアの帝国としての地位を確立していく近代日本と軌を一にするように、三越呉服店はデパートメントストア宣言を掲げ、呉服店からの脱却をめざす。「学俗協同」を提唱し、欧米経験を持つ文化人で「流行会」を組織し、都市空間を彩るファッション、雑貨、サービスを生み出す快進撃は、当時の女性観や児童観を牽引することになった。一九〇四~一四年、帝国への道を歩む日本を映し出した「三越デパートメントストア」の草創期を、当時の文芸作品や新聞、雑誌などを通して実証的にたどる。貴重図版を多数掲載。

目次

序章 日本のハロッズを目指して―デパートメントストア宣言と「学俗協同」
第1章 極東の帝国とデパートへの道
第2章 西洋視察と流行会の役割
第3章 デパートが文化を編成する
第4章 モードの発信地
第5章 日本近代の「児童」と「新しい女」
終章 「東洋一」のデパート竣工とライオン像

著者等紹介

和田博文[ワダヒロフミ]
1954年生まれ。東京女子大学日本文学専攻教授・比較文化研究所長・丸山眞男記念比較思想研究センター長。ロンドン大学SOAS、パリ第7大学、復旦大学大学院の客員研究員や客員教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

60
私の世代にとってデパートは、特別な存在でした。よそ行きの服を着て、大食堂で食事をする。そこは非日常の空間でした。中でも三越は、デパートの中のデパートという存在で、ここへはおいそれと出かけることはありませんでした。まさにキングとして君臨していました。三越誕生は、贅を尽くしたという表現がぴったりのものでした。若い頃は伊勢丹オンリーでしたが、年齢を経て、三越や高島屋といったデパートを利用する機会が増えました。今は衰退している業界なのかもしれないけれど、私はデパートが大好きです。2023/03/29

umeko

12
改めて、現在の百貨店の存在意義を考えさせられる内容だった。(と言っても、ただの百貨店好きなだけだが。)最先端の物だけにはとどまらない、夢や希望・信頼といった形のないありとあらゆるものが詰まっていたのが百貨店だったと感じた。2020/05/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14964284
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品