筑摩選書<br> 貧困の戦後史―貧困の「かたち」はどう変わったのか

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筑摩選書
貧困の戦後史―貧困の「かたち」はどう変わったのか

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  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480016591
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C0321

出版社内容情報

敗戦直後の戦災孤児や浮浪者、経済成長下のスラムや寄せ場、消費社会の中のホームレスやシングルマザーなど、貧困の「かたち」の変容を浮かび上がらせた労作!

内容説明

敗戦直後の貧困は「食べるものすらない」という「かたち」で現れた。こうした中で、戦争により生み出された浮浪者や浮浪児の一部は炭鉱へと送られた。そこで生まれ育った若者の多くは集団就職で都会へと出ていき、その一部は「寄せ場」の労働者となった。高度経済成長により実現した大衆消費社会は多重債務問題をもたらし、バブル崩壊はホームレスを生んだ―。戦後日本の貧困の「かたち」がいかに変容したかを描き出し、今日における貧困問題の核心を衝く。

目次

第1章 敗戦と貧困
第2章 復興と貧困
第3章 経済成長と貧困
第4章 「一億総中流社会」と貧困
第5章 「失われた二〇年」と貧困
おわりに 戦後日本の貧困を考える

著者等紹介

岩田正美[イワタマサミ]
1947年生まれ。日本女子大学名誉教授。社会福祉学、貧困論を専攻。中央大学大学院経済学研究科修士課程修了、日本女子大学博士(社会福祉学)。東京都立大学人文学部助教授、教授を経て、日本女子大学人間社会学部教授。2015年、定年退職。主な著書に『戦後社会福祉の展開と大都市最底辺』(ミネルヴァ書房、第二回社会政策学会学術賞、第四回福武直賞受賞)『社会福祉のトポス』(有斐閣、2017年度日本社会福祉学会学術賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁冊

39
ヤミという言葉は、統制経済に対する裏市場(自由市場)を意味している(021頁)。みんなが貧しかった時代に、みんなの最底辺にあったのは、壕舎(ごうしゃ)に暮らす人びと(032頁)。浮浪生活は、飢餓の不安ではなく、餓死と隣り合わせの極貧である点において、本来は最も重大な貧困問題であるべきであった。だが、特異なかたちを纏わされ、衛生や治安の観点からのみ問題にされていく(059頁)。 貧困プールとは、そこに貧困者を貯め込み、たえずそこから生活保護層を生み出す「母体的社会階層」=不安定就業層(141頁)。2018/02/06

ゆう。

32
戦後の貧困史を、その「かたち」の変遷を捉えることで貧困がどのように変化してきたのかを考えようとした本だと思いました。僕は「かたち」を捉えることで貧困の本質を捉えることができるのかよくわかりませんでした。「かたち」はあくまでも表層ではないのか、根底には失業や働けど貧困に陥る日本資本主義社会の矛盾がずっと流れているのではないのか、そういう疑問を持ちながら読みました。難しかったです。もっと僕は学ばないといけません。2018/02/08

chitotaka

6
炭鉱労働者の貧困について章を分けて書かれた箇所が印象的。閉鉱により失業した労働者達は、より劣悪な環境の小規模な炭鉱や暴力団が支配する炭鉱へ流れていく。どうなだめすかしても働かないベテラン鉱夫たちが一定数おり、新鮮な労働力が必要なため常に人手は必要だった。働かないのは長年の過酷な労働と生活環境、そして搾取により精神も体力も破壊しつくされている為だったという。炭鉱に限らず、何故働かないのかと責められる現代の生活保護受給者にも通じる部分があるだろう。貧困は自己責任ではなく社会構造の問題であることを痛感する一冊。2019/07/01

まさきち

3
結婚しようが子供がいようがずっと貧困に陥る恐怖はあり書店で見かけて買わずにいられなかった。戦争で皆が貧困に陥ってからの流れというのは昨今だけを切り取るより納得できる。結局政府の場当たり的施策が困窮を招いていると終章にあるが、今日ハフポスの雨宮処凛氏の記事によれば役所の対応も相談者に沿うものになってきているらしい。いつ自分がお世話にならないとも限らないだけに他人事ではないし不正受給などと責めるのは全くお門違いだと思う。2021/03/19

shouyi.

3
貧困のかたちを戦後から丁寧に述べる。戦後間もない頃の貧困は総体的なものであったが、それが高度経済成長にもなくなることなく現在までずっと存在していることに改めて驚いた。個人の努力不足とし、経済的扶助を受ける人々を批判する傾向があるが、貧困は構造的なものであると改めて思い知った。2018/12/17

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