筑摩選書<br> 憲法9条とわれらが日本―未来世代へ手渡す

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憲法9条とわれらが日本―未来世代へ手渡す

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480016393
  • NDC分類 323.142
  • Cコード C0332

出版社内容情報

深いところから憲法九条と戦後日本を鋭く問う。社会学者の編著者が、根底的な議論を展開する井上達夫、加藤典洋、中島岳志の諸氏とともに「これから」を考える!

大澤 真幸[オオサワ マサチ]

内容説明

改憲論議が盛んだ。憲法九条がその中心だが、底の浅い議論が少なくない。九条の根本義とは何か、これから日本はどうあるべきか―。強靱な思索者たる四人が、徹底的に考える。そこには九条強化論もあれば、削除論もある。結論は異なるが、いずれも、一般に流布する「護憲/改憲」の枠には収まらない、ラディカルな九条論となっている。いわゆる現実主義者によっては展望し得ない「この先」を提示する、未来構想の書!

目次

第1章 「脱亜入欧」から「脱米入亜」へ―九条の精神と、これからの保守主義(保守思想とは何か?;「未来の他者」と保守主義 ほか)
第2章 「明後日」のことまで考える―九条強化と国連中心主義(国連はどこまで信頼できるのか?;対米自立と国連のバージョンアップ ほか)
第3章 我ら愚者の民主主義―九条削除論と戦後日本の欺瞞(正義概念の原点とは何か?;反転可能性テストとは何か? ほか)
第4章 「こうしよう」と言える日本―憲法九条と積極的中立主義(絶対平和主義としての九条;徴兵制を受け入れるか ほか)

著者等紹介

大澤真幸[オオサワマサチ]
1958年、長野県松本市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。思想誌『THINKING「O」』(左右社)主宰。専攻は比較社会学・社会システム論。著書に『ナショナリズムの由来』(講談社、毎日出版文化賞)、『自由という牢獄』(岩波書店、河合準雄学芸賞)、『ふしぎなキリスト教』(共著、講談社現代新書、新書大賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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夜間飛行

169
中島岳志…安保法制によって戦略的な九条保持は難しくなったとして、絶対平和主義を前文に謳い、九条には自衛隊を明記する案。加藤典洋…国連改革を前提に、自衛隊を国土防衛隊と国連待機軍に分ける案。井上達夫…自衛隊任せにせず無差別公平な徴兵制を敷き、良心的兵役拒否者には厳しい代替業務を課すという九条削除論。最後は著者大澤の考える(集団的自衛権とは真逆の)積極的中立主義。どの論者も自衛隊の置かれた状況を問題視している。米国とその追従者の高圧的要求から国民を守るには、九条の矛盾を超える何らかの戦力統制規範が必要だろう。2023/05/18

ophiuchi

11
8月15日に図書館の新刊コーナーで見つけすぐに読みだした。リベラル系の論客たちが語る憲法9条『改憲』論。中島、加藤の改憲案も傾聴の価値があるが、何と言っても井上の憲法9条廃止論が刺激的で説得力もある。井上と大澤は徴兵制の必要性に言及していて、いつの間にか「徴兵制=悪」という先入観に囚われてしまっていたことを自覚し反省した。2016/08/18

樋口佳之

7
日本人はそうせず、あるいはそうすることができず、九条に執着し、同じような議論を/これこそ驚きではないか。つまり、日本人は自分でもよく自覚できていない衝動によって九条に執着し、九条に魅了され、これを異様な努力によって維持してきた/九条は、日本人にとって「こしらえたもの」以上である。戦後の日本人は九条を、ほとんどそれだけを拠り所としてきたのだ。/敗北を通じて獲得した「よきもの」、ただ一つのよきものが、憲法九条だった/九条を忘れれば、日本人は敗北の時点に差し戻され、二度目のほんとうの滅亡を体験する(大澤真幸)2016/08/08

sk

5
大澤真幸が中島岳志、加藤典洋、井上達夫と憲法9条について対談したもの。たいへん読みごたえがあり、得るものが多かった。2019/06/15

katono

2
編者自身のまとめにある 「九条の条文は素直に読めば、戦争を放棄し軍隊を持たない。要するに絶対平和主義」←わかる。 「絶対平和主義でも不当な侵略を受けた場合、武器を持たず徹底抗戦すべき」←まあ、わかる。 「軍隊を持たない絶対的平和主義は決して日本を危険な状態にしない」←わからない... orz.  自衛隊を批判するリベラルな人々は、何故、中国のチベット抑圧や北朝鮮による拉致問題などを無視して議論するのか?それで読者を説得できると考えているのだろうか?主義主張はともかく、そこが理解できない。誰か教えて。2019/06/01

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