出版社内容情報
セクシーなモンロー、永遠の処女のような原節子。そんな先入観を覆し、二人がいかに多面的な魅力に満ちていたかを、重要作品に即しながら、活き活きと描く。
内容説明
マリリン・モンローと原節子。私たちを魅了してきた偉大な映画女優。二人とも一九二〇年代に生まれ、六〇年代初めにスクリーンを去っている。そのビジュアル・イメージは二一世紀のいまも広く流布し、誰もが知っているだろう。だが、二人がもっとも美しく輝くのは映画の中だという肝心なことが忘れられている。『紳士は金髪がお好き』や『麦秋』などよく知られた作品も、あまり日の目を見なかった作品も、その演技に光を当てることで二人の美しさと魅力が新たな姿で浮かび上がってくる!
目次
第1章 マリリン・モンローのお目見え
第2章 原節子の意外な顔
第3章 モンロー・ノワール
第4章 原節子“妻三部作”
第5章 花咲くモンロー
第6章 輝く原節子
著者等紹介
田村千穂[タムラチホ]
1970年生まれ。獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒業。現在、東京大学大学院学際情報学府博士課程在籍。専門は映画史、メディア研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ムツモ
3
マリリンと原節子が、それぞれ映画のなかで何をどう演じ、それがいかに輝いているかを書き連ねてある。筆者がこの二人を好きなことはよくわかるが、二人を一冊で取り上げる必然性が判然としない。同じ時代にアメリカと日本で活躍したという、それだけでは素人が「好きな女優二人について書いてみた」域を出ていないように思うのだが。筆者の言うとおり、読むより映画を観ろってことですかね。2015/10/17
Gen Kato
2
モンローと原節子さま、お二人とも大好きな女優なので楽しく読みました。ことにモンローの『ノックは無用』『バス停留所』『荒馬と女』論は愛に満ちていて良し。『東京物語』を女性視点で分析したくだり(杉村春子のあの場面!)は慧眼。今までこんな読み解き方はされてこなかったのでは。そう読むと原節子の「このままでいいんです」も違う読み方ができるよね。再婚を拒むのは亡き夫への愛情ではなく、結婚生活そのものへの失望からかもしれない(と、いろいろに解釈できるのが名画たるゆえんですね『東京物語』…2022/01/12
コニコ@共楽
1
この本を読んでいる時、原節子さんの訃報を聞きました。小津監督をはじめ、多くの名監督のミューズであった原さん。著者の田村さんはモンローと原さんの熱烈なるファンであることがアツアツと伝わってきます。私も二人の大女優のファンだから、その熱がビンビンと伝わってきて楽しく熱い読書となりました。原さんのご冥福をお祈りします。合掌2015/11/29
Mc6ρ助
1
斜め読み。モンローや原節子の本来の魅力は映画のなかにあるという。映画を見よう!2015/08/19
海戸 波斗
0
興味なかった。手に取ってごめんなさい。映画のシーンの解説が続く実際見たほうがいいな。2015/08/22
-
- 電子書籍
- 最高の聖夜【分冊】 9巻 ハーレクイン…
-
- 電子書籍
- ちゃお 2021年10月号(2021年…
-
- 電子書籍
- 醜い私があなたになるまで(分冊版) 【…
-
- 電子書籍
- 甘い蜜の罠【ハーレクイン・セレクト版】…




