筑摩選書<br> 世界正義論

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世界正義論

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  • サイズ B6判/ページ数 390,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480015587
  • NDC分類 321.1
  • Cコード C0332

出版社内容情報

超大国による「正義」の濫用、世界的な規模で広がりゆく貧富の格差……。こうした中にあって「グローバルな正義」の可能性を原理的に追究する政治哲学の書。

内容説明

世界では今、貧困が原因で一日に五万人近い命が失われている。他方で二〇〇三年には超大国アメリカが、恣意的な口実でイラク侵攻を正当化し、非戦闘員を含めて少なくとも十万人ものイラク国民が戦死している。世界貧困という巨大な問題が放置され、自国に有利な「正義」が跋扈する現代世界。国ごとに「正義」が異なり、国境の内外でも異なるという現実。こうしたなかで、「国境を越え、覇権を裁く正義」としての世界正義はいかにして可能か。本書は、この問いを原理的・包括的に探究する法哲学の書である。

目次

第1章 世界正義論の課題と方法
第2章 メタ世界正義論―世界正義理念の存立可能性
第3章 国家体制の国際的正統性条件―人権と主権の再統合
第4章 世界経済の正義―世界貧困問題への視角
第5章 戦争の正義―国際社会における武力行使の正当化可能性
第6章 世界統治構造―覇権なき世界秩序形成はいかにして可能か

著者等紹介

井上達夫[イノウエタツオ]
1954年、大阪生まれ。77年、東京大学法学部卒業。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授。法哲学を専攻。著書に『共生の作法―会話としての正義』(創文社、サントリー学芸賞受賞)、『法という企て』(東京大学出版会、和辻哲郎文化賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takeapple

14
難しかったけれど読み応えがあって面白かった。井上先生は、自分にも他人にも厳しいということがよくわかった。法哲学って何て凄い学問なんだろう。世界正義を実現するために何をすべきか考えてみよう。立憲主義とかリベラリズムという観点から護憲批判していた厳しさと同じように西欧中心主義もアジア的価値観も正義に反することはきっちり批判してくれる。そして先進国の市民の欺瞞も許さない。思想的に一切妥協しないにも関わらず、世界正義を実現するための方策も考えているのが凄い。もっと井上先生の本を読んでみよう。2022/02/15

masabi

12
世界で不平等や貧困が広がるなかでその対応として主権国家群を超えた世界政府を想定し、格差が是正され平和を享受することを考える。しかし、世界政府に専制の危険性が内在する限り平和で正義にかなっているとは言えない。そこで再度主権国家に光を当てることが必要になる。2015/02/19

壱萬弐仟縁

6
世界正義が成り立てば、世界平和が訪れるだろうが。実際は、軍縮や福一原発収束が厳しい日本の不正義がまかり通る。世界正義なら汚染水垂れ流しを国際条約違反で糾弾されるのは日本政府や東電の筈。北極の氷が融けたあとの資源争奪戦もまた、醜い国益の衝突で世界正義に反するのでは。ロールズや人権が詳細に検討されている。世界市民社会も魅力的な発想である。世界貧困問題を軽減しつつ、民主化していくとともに、人権や著作権などの相手を尊重し、平和を確保していくことがポイントか。社会はお互いに足りない部分を補い合うという性質があるな。2013/01/13

メルセ・ひすい

4
パスカル曰く…「河一つが境界をなす正義とは滑稽な!」★世界の現状、根っこは全て金次第。原因は明確、植民地主義の旧というか宗主国に生き血を吸いつくされ貧困が原因で一日に約五万人が死んでいる。他方、世界の警察官というアメリカは膨大な軍需産業と戦争会社により成り立つ国である。エゴそのものの時刻に有利な「正義」が跋扈している。アフリカの深い傷と超大国の「正義」の濫用、世界規模で広がる貧富の格差。「国境を越え、覇権を裁く正義」としての世界正義はいかにして可能か。この問いを原理的・包括的に探究する論争的法哲学の書。2013/02/04

void

4
【★★★★☆】「正義」の基底的・根源的な普遍性(相手の弱い立場でも受け入れられるかという反射性やダブスタ禁止など、立憲主義的)を探る姿勢と論理一貫的な分析には舌を巻く。①メタ世界正義②国家体制の国際的承認③世界経済④Just Wars⑤世界統治機構を(相互関連的に)扱うが、特に②③が優れている。やや精彩を欠いたのが④で、理論面が現実面に侵食され基底分析として弱さも。戦争の四類型で「jus ad bellum」に対する「jus in bello」を積極的正戦論に適用していないが、(つづく2012/12/23

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