出版社内容情報
二〇世紀末、人類はついに宇宙誕生の証、ビッグバンの残光を発見した。劇的な発見からもたらされた驚くべき宇宙の真実とは──。宇宙のしくみと存在の謎に迫る。
内容説明
もし宇宙がビッグバンから始まったとしたら、その時の残光はいまも地球に降り注いでいるはずだ―。一三七億年前の宇宙の姿を「観測」しようという不可能への挑戦が始まった。苦闘と挫折を重ね、ついに捉えられたその瞬間の画像には、驚くべき宇宙の真実が秘められていた!二〇世紀最大の発見、宇宙背景放射の観測を成し遂げた科学者たちのドラマから宇宙のしくみと存在の謎に迫る、感動の科学ノンフィクション。
目次
マイクロ波の目で見た世界
第1部 最も難しい科学測定(ビッグバン―これほどばかげた考えが、いかにして信じられるようになったか;じっとしていない宇宙―アインシュタインはなぜ自らの方程式のメッセージを見落としたか;太古の火の玉―熱いビッグバンで元素が作られる;宇宙の温度を測る―火の玉放射を探す;四〇八〇メガヘルツのゴースト信号―アイスクリームコーンアンテナの問題点 ほか)
第2部 宇宙論の黄金時代(大気より高いところの目―NASAが問題決着に乗り出す;九分間のスペクトル―COBEが大喝采を浴びる;宇宙のさざ波―COBEが銀河の種を発見する;誇大広告とヒステリー―COBEはなぜ大騒ぎになったか;COBEの描き出す宇宙―銀河形成、ダークマター、インフレーション ほか)
COBEの息子
著者等紹介
チャウン,マーカス[チャウン,マーカス][Chown,Marcus]
1960年英国生まれ。カリフォルニア工科大学で電波天文学を学んだ後、英国の科学雑誌「ニュー・サイエンティスト」で天文分野のサイエンスライターとして活躍。『宇宙誕生―原初の光を探して』で、GlaxoWellcome ABSWサイエンスライター賞を受賞
水谷淳[ミズタニジュン]
翻訳家。東京大学理学部卒業、同大学院修了。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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