筑摩叢書<br> 聖杯の神話

筑摩叢書
聖杯の神話

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  • サイズ B6判/ページ数 355p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784480013408
  • NDC分類 951
  • Cコード C0098

内容説明

〈聖杯の神話〉についてと同時に、12世紀フランスの作家クレチアン・ド・トロワの『ペルスヴァル物語あるいは聖杯の物語』についての入門書兼専門書。レヴィ=ストロースが「見事な著作」と呼んだ中世研究の名著の、かつて師事した訳者による訳業。

目次

第1章 『聖杯の物語』とは何か〈グラアル〉という語の意味
第2章 『聖杯の物語』以後 12・13世紀における聖杯文学概観
第3章 『聖杯の物語』文献要覧
第4章 偽作プロローグ―『釈義』および『ブリオカドランのプロローグ』第5章 『聖杯の物語』のプロローグ
第6章 『聖杯の物語』の構造について
第7章 ペルスヴァルの冒険
第8章 聖杯神話の起源、および『聖杯の物語』における驚異的オブジェの象徴性
第9章 ゴーヴァンの冒険
結論にかえて
補遺 『聖杯の物語』における八音綴の駆使

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かにこっこ

1
騎士が求める宝としての「聖杯」がはじめて登場したとされるクレチアンのペルスヴァルを解説・考察。聖杯=グラアルと聖槍の起源をケルトに見る。そもそもグラアルは皿を指してたとか、血の滴る槍はケルト起源でありつつロンギヌスと結び付けられたとか。途中でグラアル=女性器、槍=男性器説があっさり否定されてたけど、作中描写から漁夫王が不具(去勢され生殖能力がない)なのはほぼ確実なんだから、わりと信憑性ある説だなと思ったけども?2020/11/01

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