内容説明
宮沢賢治が、常盤新平が、石川啄木が、柏葉幸子が、柳田國男が描いた岩手を、さんぽしてみませんか？都道府県ごとにゆかりの文学作品を集めたアンソロジー・シリーズ創刊。
目次
風景
暮らし
伝統
三陸
農村
異世界物語
著者等紹介
須藤宏明［スドウヒロアキ］
１９５８年大阪府生まれ。國學院大學大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期満期退学。盛岡大学文学部教授。日本近代文学会、昭和文学会等に所属。研究テーマは、新感覚派を中心とした日本近代文学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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てん０６
14
同シリーズの宮城、福島と読んで、今回は岩手県。まずは啄木の短歌。啄木は人間的にいかがなものかと思うが、ふるさとを詠んだ短歌は良い。岩手県というとほかに宮沢賢治、高橋克彦などが思い浮かぶが、ここに掲載されている文章の作者はもっと多様だ。岩手には海あり山あり、民俗芸能や民話、言い伝えありで題材は豊富だ。歌人の馬場あき子が鬼剣舞を詠んでいるのは意外だった。また、昔読んだ「吉里吉里人」をまた読みたくなった。2024/12/07
