内容説明
「僕らは日本で生きていけますか?」仕事、給料、将来が不安なみんなのために集めた115の数値。
目次
1章 僕の給料は、この国の経済を映している
2章 過去10年の経済政策の成果
3章 国の借金が増えると、未来はどうなる?
4章 僕らの貧富と税の関係
5章 日本で人らしく働くためには
6章 日本と世界の未来予測図
著者等紹介
明石順平[アカシジュンペイ]
弁護士。1984年、和歌山県生まれ、栃木県育ち。東京都立大学法学部、法政大学法科大学院を卒業。主に労働事件、消費者被害事件を担当。ブラック企業被害対策弁護団所属。ブログ「モノシリンの3分でまとめるモノシリ話」管理人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
32
円安、物価高、低賃金など、日本で働く上で不安ばかりが募る要素。その日本経済の未来について自分の頭で考えるために必要なデータを集め理解しやすく115の図版にまとめた一冊。労働問題を専門とする弁護士が自分の生活をとりまく日本経済の現在地を把握するために、データを用いて解説してゆく構成で、日本の賃金の世界との比較、過去10年の経済政策の成果、国の借金の仕組みやこれが増えていくとどうなるのか、貧富と税の関係、日本人らしく働くために、日本と世界の未来予想図など、豊富なデータを用いて解説していて分かりやすかったです。2023/05/30
訪問者
4
2019年の「特定技能」以前のデータであるが、「在留外国人の構成比」が興味深く、「技能実習」と「留学」(両方で約75万人)が外国人に単純労働をさせるために利用されている実態。それが新聞報道されない理由についても詳しく解説している。しかし、増え続ける社会保障費に我々はどう対処していくのか。今後、10年から20年以内に大変動が起きるような予感がする。2025/08/04
朝ですよね
4
「働くときに知っておきたい」という要素はあまりないと感じた。ただし、著者は同じような内容の書籍を数年前から多数出版しているようで、数年前のインフレ・円安・資産高が進む前なら、まさに知っておきたかったと感じた人も多かったかもしれない。2023/10/19
のら
4
良書。著者の著作の集大成のような1冊。国際機関や各省庁の公的データを基に、賃金、経済、財政、税などを概観。対話形式で進み、言及されている内容の参照ページが掲載されているなど(この仕様は意外と少ない)、本自体が丁寧に作られていて好印象。「日本経済の現在地」が芳しくない状態であるため、掲載データの多くも明るい材料は乏しい。ではどうするのかと言えば、分かりませんと。ただし、一発逆転は無いですと明言している。本書では言及されていないが、消費税を廃止すれば良い的な言説を指しているのでしょう。誠実な回答だと思う。2023/07/21
Go Extreme
2
https://claude.ai/public/artifacts/7b9d6560-aeac-4aaa-9193-b26e9459ba84 2025/06/08