大切な人を看取る作法

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479794547
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0030

出版社内容情報

1000人の患者を看取ってきた著者が語る、心安らかに「看取る」ための、心構えと準備

内容説明

1000人を看取った医師が最新の知見から語る、「穏やかな逝き方・悔いのない看取り方」。看取る側、看取られる側の両方が、「安心」するために知っておきたいこと。

目次

第1章 お看取りの心構え(終末期の「病院信仰」を捨てる;いつからが「終末期」なのか? ほか)
第2章 「からだの苦しみ」の処方箋(「苦しさのサイン」を知る;臨死期と聴覚 ほか)
第3章 「こころの苦しみ」の処方箋(「患者の心理」「見守る側の心理」を理解する;「息を引き取るとき」の声のかけ方 ほか)
終章 なぜ死ぬことが「悪い」のか?―安らかな「看取り」のために(「死」についての常識;「看取りの後」について考える)

著者等紹介

大津秀一[オオツシュウイチ]
茨城県出身。岐阜大学医学部卒業。日本緩和医療学会緩和医療専門医、がん治療認定医、老年病専門医、日本消化器病学会専門医、日本内科学会認定内科医、2006年度(現)笹川記念保健協力財団ホスピス緩和ケアドクター養成コース修了。内科専門研修後、日本最年少のホスピス医(当時)として勤務したのち、在宅療養支援診療所勤務を経て、現在東邦大学医療センター大森病院緩和ケアセンター長。多数の患者の診療に携わる一方、著述、講演活動を通じて緩和医療や死生観の問題等について広く一般に問いかけを続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ochatomo

10
心構えとして、第2章’(“からだの苦しみ”の処方箋)以外を読む よかった 宇多田ヒカルさん「桜流し」を紹介 2014刊2024/08/12

ヨハネス

9
昨日、母の告別式を終えました。途中までだけど、読んでおいてよかった。呼吸停止、瞳孔の反応がなくなってもまだ耳は聞こえているのだそうです。その状態から甦った人が言うのだから間違いありません。「ご臨終です」宣言のあと、妹と一緒に母に語り続けました。臨死期のせん妄状態の人にどんな態度で臨んだらよいか、勉強になります。傍から見て素晴らしい看取りでも、悩むのが普通。それでも、より後悔の少ない看取りができたと思います。母はもっともっと孝行して欲しがったけど、あたしたち姉妹は限界までできることはやれました。2015/12/30

AYA

3
この系統の本は、まだ涙なくして読めない。本当にあれで良かったのか、もっとできることがあったのではと、後悔が尽きない。何をして何をしなくても、後悔はすると思うけど。私には何ができたのかな。 ただ病院ではなくて、家で看取れてよかった。 もっと一緒の時間を作ればよかった。元気なうちに、たくさん話して、食べて飲んで、遊んで、大事な時間を過ごせばよかった。2017/06/20

じゅん

1
今、両親の介護をしている。入退院もあり、近い将来看取りになるだろうと思う。 仕事がらこれまでにたくさんの看取りに関わり、相談にも乗って来た。実際に看取りの場にいたのは数えるほど。 自分が家族としてどう看取るか、少しは心構えができてきた。 その時になれば冷静で居られず取り乱すかも知れないけれど、 お礼の気持ちを伝えたい。最期まで身体に触れて声を掛けたいと思う。 臨死期の状態を具体的に書かれてあり 心の準備ができそうな気がする。 多くの医療、介護関係者や家族の看取りに近い人に読んで貰いたいと思う。2018/10/31

ksk1975

0
親を見送る日がいよいよ目前というとき、たまたま図書館の『返ってきたばかりの本』コーナーで出会う。自身は藤原新也の『メメント・モリ』で語られるように、とかく『死』というものに蓋をして考えがちでしたが、本書を読んだら、死を覚悟した親の姿は、子供に最後に成長の機会与えてくれようとする場なのかもしれない、と思えるように。そうしたら『大丈夫、きっと治る』とぼやかしたことを言わずに、臨終までの日々を向き合えた気がする。自分にその日が近づいたとき、もういちど読みたいかも。2018/04/02

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