人の心がつくりだすもの

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  • サイズ A5判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784479792390
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

生きること、死ぬこと、悩むこと…日本人の心の問題に答えつづけた大心理学者が「こころ」の見方を語る。

目次

第1章 箱庭の中に人類史がある―藤森照信さんと
第2章 ユングの高笑い―南伸坊さんと
第3章 心と体の境界―玉木正之さんと
第4章 人間だけが「自分病」を持つ―森村泰昌さんと
第5章 宇宙のハーモニーを聴く―宮田まゆみさんと
第6章 大人のつとめ―今江祥智さんと

著者等紹介

河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年、兵庫県に生まれる。1952年、京都大学理学部を卒業。1965年、スイスのユング研究所よりユング派分析家の資格を取得。日本にユング派心理療法を確立した。京都大学名誉教授。臨床心理学者。2002年1月、文化庁長官に就任。2007年7月19日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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カピバラ

39
ハイエナの理論、笑いに関しての記述が印象的でした。河合隼雄さんの文章は優しくて好き。2016/09/28

スズコ(梵我一如、一なる生命)

15
対談の名手、河合さん。様々なジャンルの人との対話を通じ、どの分野でも一流となる為にどれだけ心の中が重要かを掘り出そうとしていたことが読み取れる。笙の奏者が、どのように笙と出会ったのかの話が、前世とかスピリチュアルな感じで最も面白かった。もう心の話ではない。でもそうやって降ってくるものを受け入れる、受け止める力も心理なんだよなと納得できるのは、ユング派だからだろうか。河合さんは著書が多いので、こういう時本当に読メがありがたいです。2015/12/02

ぺったらぺたら子 

13
再読。というか、昔読んだのに忘れてもう一度借りてしまった。まず、安野光雅の表紙絵が見ていて非常に落ち着くのですね。かなり拡大されていて、線が揺らいでいる、というか揺らぎすぎなくらいなのが良く解る。ではその揺らぎって何、というような事を考える一歩として読むには良い本だと思います。そんな事は書いていないけど。雅楽やジョン・ケージの話など面白い。但し、全体的にあっさりしてます。2018/08/23

Mayu

10
箱庭療法で有名な河合隼雄先生と様々な分野の専門家の方々との対談集。コントロールすることはできないけど、私達の中に厳然と存在している無意識の世界に向き合う緊張感や面白さがひしひしとつたわってきました。どのお話からもそれぞれに得るものがありましたが、特に南伸坊さんと玉木正之さんとのやりとりに共感するところが多かったです。仏教系の書籍を読んでいても時々感じるのですが、この本を読んで改めて、物事のあるべき姿というのは、しばしば私達がこれが正しい、常識だ、と思っていることと真逆であることが多いように思いました。2016/04/19

あきこ

6
河合さんの視点は優しくてゆっくりだ。物事に急いで結果を求めない。この対談集では同じようにゆっくりと自分の心を大切に生きている人々が登場していた。知らない人もいたけれど、作品や音色を知っている人の言葉はより響くものだ。世の中はスピードと結果を求めてくるけれど、私も心の大切さはわかる。きっと誰でもわかるはず。でも世の中がそういうふうに変わらないのは残念だ。2010/12/07

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