なぜ、できる人から辞めていくのか?―モチベーションを左右する本当の理由

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479792345
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C0030

内容説明

経営者や管理者にとって、人材の流動化はこの50年で最大級の環境変化です。このような環境で就職した「最近の若者」との価値観の違いに、少なからずとまどいを感じている方は多いでしょう。本書は、その「最近の若者」の働くモチベーションについて考えた一冊です。

目次

第1章 会社に所属する理由の変化(会社とは、人間の欲望を満たす装置である;人々は今、「自由」を一番欲望している ほか)
第2章 転職を決意する瞬間(「社長はこのこと知ってるのかな」「この会社、大丈夫か?」信じられない病―組織に対する不信感;「目指したい先輩がいない」「あんな人にはなりたくないよね」あきらめ病―上司に対する失望感 ほか)
第3章 仕事の意義を創り出す(働き続けるシステムが変わった;モチベーションを維持するために ほか)
第4章 部下が変わる上司のアクション(上司と部下は運命共同体である;変えようとすると、部下は変わらない ほか)
第5章 働く喜びは共同体の中に生まれる(私たちはこれから、何を欲望するのか;成果の分かち合いがモチベーションを高める ほか)

著者等紹介

小笹芳央[オザサヨシヒサ]
株式会社リンクアンドモチベーション代表取締役社長。1961年大阪府出身。早稲田大学政治経済学部卒業。1986年株式会社リクルート入社。本社人事部を経て、組織人事コンサルティング室を立ち上げ、室長に就任。ワークス研究所主幹研究員を兼務。2000年株式会社リンクアンドモチベーション設立、同社代表取締役社長就任。モチベーションを切り口としたコンサルタントとして企業変革コンサルタント等で注目を集め、グループの代表として経営に携わる一方、講演・寄稿多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲンキ

133
社長から、役職者向けに研修をやってほしいと言われて、本書を読んでみました。大変ためになり、その研修会で役職者に伝えなければならないことが、沢山書いてありました。特に、「最近の若者の言葉から会社の問題が見えてくる」という章の内容が、生々しかったです。目指したい先輩がいないよね(=上司に対する失望感)、最近成長してないんだよね(=仕事に対する閉塞感)、どうせ会社に何を言っても無駄だよ(=会社風土に対する既決感)など、職場の若者からよく聞く言葉ばかり😭。早く研修会を開いて、役職者の目を覚まさせないと😓2020/10/08

アルカリオン

12
書名にひかれて手に取ったが、しばらく読んでも書名についての話は出てこない。「リテンションのためには相手の心情を理解し、意欲を高めることが大事」という一般論が書かれているだけ。失望しながら流し読みに切り替えて4分で読了▼おかしなことが書いているわけではないと思うが、羊頭狗肉感が半端ない。2022/08/27

Humbaba

8
現代の若者にとって,金銭は絶対的な価値ではない.それは高いに越したことはないが,それだけがモチベーションを高める核であるとは限らない.上司は部下が何を求めているのかを考え,コミュニケーションを密にすることが大切である.予防ならばそれほど高いコストでなくて済むが,予防できなければそれを埋め合わせるためのコストは膨大になる.2011/04/12

sta_kishimoto

5
企業にとって人は宝。人財とはよくいったものです。 人が企業で活躍しイキイキと働くために、どんな問題があるのか。 ・会社に所属する理由 ・転職を決意する瞬間 ・仕事の意義 ・上司のアクション ・共同体の中に働く喜び といったテーマで書かれています。 整理していくと当たり前のことばかりなんですが、なかなかと実行が難しいのもこれまた事実。 でも企業として成長していくためには常に実行を意識しなければその先は望めない。 社員がイキイキと働けなければ、その先の存在意義なんてないんじゃないかとも思う。 2012/03/18

Naho Sotome

4
【2016年12冊目】ブックオフでタイトル買い。部下のモチベーションをあげるために上司が考えるべきことが書いてある。また、部下の立場からも、なぜ自分が仕事を辞めたいのか、客観的に考えることができる。「社会にコミットしていない人に、社会は自由をくれません。信用も、お金も、能力も、身につけるには、それなりの時間が必要」「仕事の意義には(略)使命感、責任感、承認感、貢献感の4つがある」「(自分はもちろん、チームの仲間のモチベーションにも責任が持てるのは)上司が、結果に対して、一番本気で、一番執着しているから」2016/01/24

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