イギリスに伝わる怖い話―英国幽霊怪奇譚

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784479750420
  • NDC分類 147
  • Cコード C0095

内容説明

復讐する幽霊、死を予言する幽霊、約束を守る幽霊、恋人を呪う幽霊…。人はなぜ「怖い話」を物語るのか?イギリスの夜を彷徨うさまざまな幽霊たちの物語をひもときながら、民間伝承の背後に潜む人々の俗信と恐怖のかたちを描き出す、知的興奮に満ちた英国幽霊譚の世界。眠れない死者たちの82の物語。

目次

第1章 幽霊はなぜ現れるのか(生者の嘆き、死者の不眠;犯罪を告発する幽霊 ほか)
第2章 眠れない死者たちの夜(幽霊と交わした約束の顛末;愛する者を守る幽霊たち ほか)
第3章 異界からの訪問者たち(周辺の幽霊たち;レイスと生き霊の話 ほか)
第4章 「魔性の恋人」をめぐるフォークロア(語り継がれる不思議な話;幽霊譚に潜む信仰と恐怖 ほか)
第5章 吸血鬼伝説と恐怖のかたち(吸血鬼伝説のはじまり;民間伝承の中の吸血鬼譚 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AN

31
【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の二・洋編〉怖い話しと題名にあるが、「人の思い」を痛感させられる話しが多かった。理由は様々だが、死してなを残された人への思いが強く感じられる話しが多い。残された子供、恋人、妻、夫への愛情、執着などが語られ、思い残しは魂を現世に止めてしまうものだと思った。どちらかと言うと「恋」の恐ろしさを感じるものかが怖く感じられ、人を思う強さが幽霊として出てきてしまうのかとも思った。昔話集なので、古い時代の言い伝えとして残っている話しがほとんど。ラフカディオ・ハーンの昔話も出てくる。2021/08/10

katerinarosa

4
イギリスの幽霊本が読みたくなっていろいろ図書館で探して発見したうちの一冊。82の幽霊話とその解説が書いてあります。もともと著者が講義で使っていたものをもとにしているらしく、非常にまとまっていてわかりやすい。日本の怪談との比較話も面白く、勉強にもなりました。もう一回読みたいなと思った作品。2016/01/28

ろばこ

1
イギリスに古くから伝わる怪談話をまとめたもの。似たような話でも地域によって少し展開が違ったりして興味深い。資料として手元に置いておきたい。2015/10/03

腹ぺこ熊さん

1
内容は興味深いんだけど、いかんせん文がイマイチ……。悪文というより、読もうという気にさせる色気に欠ける文章で、読了までにえらく時間がかかった。資料価値はあり。2009/04/13

ihatov1001

0
大変興味深いです。ただし、各国、各地方の似た話のバラエティーにこだわり過ぎのきらいはありました。もっと系統の違う話も読んでみたかったです。2013/07/28

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