内容説明
私たちをとりまく状況をみますと、今日、社会のなかで、あるいは生活のなかで人間的な関わり、あるいはふれあいのありかたが大きくゆれ動き、このことがさまざまの場において、数多くの文化的、風俗的な現象を引き起こすにいたっています。私たちは、そうした現象を、あらゆる領域において体験しています。このような変容のありようを、ここでは「現象としての〈現在〉」として、とりまとめてみました。
目次
第1章 関係の「現在」性を読む―「関わり」の《複層性》
第2章 小説における「現在」性
第3章 批評における「現在」性
第4章 戦後法の現象と解体
第5章 音楽における「現在」性
第6章 現象としての「現在」性
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- 春泥歌 講談社文庫