出版社内容情報
「そろそろ第二の人生の準備を…」と思った時の一冊!
「仕事以外に何をすればいいのか…」。
その悩みの根源は、幼少期からの心の課題にあった。
人生を仕切りなおすための、珠玉の一冊。
内容説明
成熟することに、「遅すぎる」ということはない。虚しさを感じる男たちの“人生の課題”とは?やる気はある。でも「やりたいこと」がわからない。好きなことを何も出来ていない。周りに尽くしてきたのに孤独を感じる。
目次
第1部 道を見失った男たち(やりたいことが見つからない―復讐心;やりたいことを何もできなかった―劣等感;いつまでも孤独を感じる―嫉妬心)
第2部 心理的成熟で「自分の人生」を生きる(エディプス・コンプレックスと自明性;アイデンティティー;セルフ・アウェアネス)
著者等紹介
加藤諦三[カトウタイゾウ]
1938年、東京に生まれる。東京大学教養学部教養学科を卒業、同大学院社会学研究科修士課程を修了。早稲田大学名誉教授、ハーバード大学ライシャワー研究所客員研究員、日本精神衛生学会顧問。ラジオのテレフォン人生相談で、半世紀以上出演中。世界中で、講義、講演を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともりん
1
50歳から何をしたらよいかが個別具体的に書かれているものではない。そんなことはできない。なぜなら人それぞれ精神年齢が違うのだからと語る。当たり前のことようで目から鱗だった。自分と他人は違うと知っているのに、自分の今と将来を考える時ほど他人と比べてしまう。もっとよく、まだマシかと。生きている間に身につけた癖だから簡単に治るものではないが、まずは認識すること。夜一日を振り返って癖を認識するだけでも違ってくるかな。2025/01/08
kaz
1
終活の役に立つと考えて手にしたが、むしろ50歳に限らず若いころから意識しておいた方が良い人生訓ではないか。良いことが書いてあるものの、定年間際に言われてもという印象はぬぐえない。図書館の内容紹介は『自分の心に様々な心理的課題を抱えていると認める。「運命に耐えて生きてきた自分はすごい!」と自分を認める。このふたつが「これからの人生」の基盤になる-。50歳から「自分の人生」を生きるための課題を綴る』。 2021/10/05
Go Extreme
1
道を見失った男たち:やりたいことが見つからない―復讐心 依存心と屈辱感 世間の価値基準で自分に失望 マインドフルネス やりたいことを何もできなかった―劣等感 格好つけのやりたいことだった人生 未熟な心理で業績にこだわり続ける これこそ私の運命と受け入れる いつまでも孤独を感じる―嫉妬心 疑似成長 自分の人生へ舵を切る 心理的成熟で自分の人生を生きる:エディプス・コンプレックスと自明性 甘えを生むエレクトラ・コンプレックス 成長と自由は苦しみの先に アイデンティティー セルフ・アウェアネス 心理的成長速度2021/06/25
ノンミン
0
本書は、50歳を迎えた人々が心理的に成熟するための指南書です。著者は、50歳はそのまでの生き方の結果であり、心理的課題を解決することが重要であると強調しています。幼少期からの心理的課題を解決し、自分の運命を受け入れることが、美しき老年を送るための鍵とされています。本書は、個々の精神年齢に応じたアプローチを提案し、読者に深い反省を促すと思います。2025/03/16