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集英社新書
他人と暮らす若者たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087205183
  • NDC分類 365.3
  • Cコード C0236

内容説明

若年貧困層やプレカリアートに関する様々な議論が交わされる中、一人暮らしでもなく、恋人・家族との同居でもない、第三の居住のかたちが、若者たちの間で試され始めている。本書は、ロストジェネレーション世代の社会学者である著者が、ルームシェア、またはシェアハウジングと呼ばれる「他人との同居」を数年間にわたり調査した記録であり、居住問題に焦点を当てたユニークな論考である。安い家賃で快適な住まいを獲得できるシェアハウジングが、日本ではなぜ欧米ほど広まらないのか?家族と他人との境界線とは。

目次

第1章 家族と暮らすか一人で暮らすか
第2章 シェアとは何か 準備編
第3章 シェアのきっかけと魅力 証言編1
第4章 シェアへの不満と困難 証言編2
第5章 共用スペースと個室の意味 証言3
第6章 シェアのことがわからない 疑問編
第7章 新しい住まい方の模索 展望編
終章 公共性と親密性の再編成

著者等紹介

久保田裕之[クボタヒロユキ]
1976年生まれ。群馬県桐生市出身。大阪大学大学院博士後期課程在籍。専攻は家族社会学・福祉社会論・政治理論。初の著作は『他人と暮らす若者たち』。海外での共同居住実践についてのフィールドワークも行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

19
物すごく飛ばし読み。こういう本は興味を持った時に読まないとダメだね2021/12/12

あび

7
最近、ルームシェアとかゲストハウスに興味があった為、購読。知らない人たちとの共同生活のメリット、デメリット。ひいては、そこから得られる新たな視点、人間的成長まで述べられている。なかなかに興味深く面白い書であった。暫くは手元に置いておこうかな。2015/12/23

がっしー

7
日本ではシェアハウスが住宅事情的に広がりにくいっていうのもあるのか。経済的には楽になっても、他人のすることが嫌になって私には無理そうだな… 選択肢としてシェアハウスがあるっていうのはいいかも2014/10/19

あるぱか

6
たまには小説以外も思って、タイトルに惹かれて。ルームシェアの実態や課題についてわかりやすく書かれた本でした。2018/02/20

6
「どれほど一人の世界に引きこもっても、家庭のなかに閉じこもっても、生きていくうえでは、結局のところ異質な他者といつかどこかで接しなければならない。だとすれば、衝突しない他人を探し求めるのではなく、なるべく他人を避けて生きるのでもなく、どうやって他人とうまく衝突するか、いかに円滑に衝突するかを考える必要がある。」2011/08/06

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