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7つの名前を持つ少女―ある脱北者の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 470p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784479570172
  • NDC分類 936
  • Cコード C0021

出版社内容情報

自由を求めて脱北した少女の、感動のノンフィクション。TED出演が大反響を読んだ著者による世界的ベストセラーついに日本上陸。

内容説明

外の世界に憧れた少女は、ある夜、祖国と中国を分かつ河を渡る。それが想像を絶する苦難の旅の始まりだとは思いもせずに―。圧政下でたくましく暮らす北朝鮮の人々の日常や若者達の青春、亡命先で味わった絶望的な孤独と生命の危機、10代の女性が自らの力で生活する厳しさ…。命がけで自由を求める著者の姿を力強く描き、読む者に深い余韻を残す世界的ベストセラー。

目次

1 地上で最も偉大な国(首都へ向かう列車;世界の果ての街;壁からのぞく目 ほか)
2 龍の腹の中へ(安氏を訪ねる;中国の生活;悪夢 ほか)
3 暗闇への旅(ようこそ韓国へ;北の女たち;統一の家 ほか)

著者等紹介

イヒョンソ[イヒョンソ] [John,David]
北朝鮮に生まれ、1997年の亡命までその地で暮らす。2008年、ソウルに移住し、韓国外国語大学校を卒業した。在学中に、アメリカ戦略国際問題研究所(CSIS)のヤング・リーダーとなり、韓国統一部のジャーナリスト、また在韓イギリス大使館「未来のための英語」プログラムの選抜メンバーとなった。現在は、北朝鮮国民の人権擁護、亡命者問題解決のため、国際的に活動しており、国連やオスロ自由フォーラムをはじめ、世界各地で講演をしている

ジョン,デヴィッド[ジョン,デヴィッド]
ソウル在住の作家、編集者。北朝鮮に滞在した経験を持つ。最初の小説『ベルリンからの飛行(Flight from Berlin)』は、2012年にハーパーコリンズから刊行された

夏目大[ナツメダイ]
1966年、大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。大手メーカーにSEとして勤務したあと、翻訳家に。現在、翻訳学校フェロー・アカデミーの講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

17
76そこそこ裕福な生活をしていた少女が罰則が厳しくなる成人になる前に好奇心を満たすべく川を渡り中国に小旅行に行き帰れなくなり韓国に亡命する為に危険な橋を渡り危機に陥っても気転と度胸で乗り切るよくできた冒険小説のようなノンフィクションでした。韓国に来てから母と弟を呼びましたが韓国の生活に適応出来ず苦しみ帰国を願うようになっていく、生活は苦しいが賄賂さえ払えれば要領よく生きられる北朝鮮に比べ韓国は学力社会なので良い仕事につけず先の見えない厳しい生活を続けねばならない。北朝鮮より韓国の方が生きづらいのかぁ~2020/06/05

ケニオミ

14
常々北朝鮮の独裁政権には憤りを感じています。そのため、脱北者の想像もできないほどの経験についての本を図書館で見かけるとどうしても手を伸ばしてしまいます。最近読んだパク・ヨンミの「生きるための選択」ほどの過酷な経験ではないにしても、本書に登場するイ・ヒョンソの経験も過酷であったことには変わりはありません。今回の読書で、脱北者の経験する辛さで最も大きなものは、同じ過去を共有する家族等が傍にいないことであり、その結果、精神的に孤独に陥ってしまうということが分かりました。一日でも早い南北統一実現を願います。2016/04/16

ヒラP@ehon.gohon

12
北朝鮮の知らなかった部分を知ることが出来ました。簡単に死と直結するところ、階層によって人生が定められているところ、国境が意外に行き来できること。でも、著者の自由獲得までの大冒険には、映画を見ているようなパワーがありました。運と出会いと行動力。でも資金力があったからこそでしょうか。2017/05/26

アロハ

10
積本から。すごい美人で脱北者。気になるでしょ…本屋で見つけておいて帰れなかった。映画以上の人生。信じられないことばかり。しかも、昔の話ではない現代の話なんだ。家族で(色々あるけど)幸せに自由に生きることを、命をかけて手に入れた。あの国は…どうなるのか。2018/10/07

DEE

10
「絶望」という言葉を使えるのは「希望」を知っている者だけ。北朝鮮の地方に住んでいる人たちは絶望すらできないのかもしれない。 一人の少女が好奇心からちょっと河を渡って中国へ行く。 違法だけど未成年なら見つかってもそれほどのことはないだろうという前提で。 しかしそれが彼女の人生を大きく変えることになる。 とにかくハッピーエンドを願いつつページを繰る手が止まらない。 一難去ってまた一難。 勇気と度胸と決断力と運、そして他人の助け。 世界は広い、そのことを北朝鮮の人々が知る時があの国が変わる瞬間なのだろう。2017/10/06

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