古代学ミニエンサイクロペディア<br> 縄文宗教の謎

古代学ミニエンサイクロペディア
縄文宗教の謎

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  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479470168
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0321

内容説明

縄文時代の宗教や神話とは、どんなものだったのか。そして、その伝統は、その後の日本文化と日本人の信仰の中に、どのように生き続けてきたのだろうか。

目次

1 縄文時代の生活と信仰の謎
2 作物の始まりと古栽培民の謎
3 マヨの祭りと創世神話の謎
4 芋栽培の始まりと十五夜の謎
5 女神=月=死と再生の謎
6 火の起源神話と女神の謎
7 縄文時代の祭場と母神の謎
8 不老長寿と酒の始まりの謎
9 「脱皮型」の死の起源神話の謎
10 石器や土器の性的表現の謎

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりお

32
縄文土器や古事記、日本書紀に登場する女神と、世界各地に類似する神話を重ねて、縄文時代の信仰を考える。自分の体、排泄物から食べ物を生み出す女神を殺す。その体から新たな食物が誕生する「ハイヌウェレ型神話」。日本ではイザナミがこれに類似すると考察。縄文土器の写真から、子を産む母が偉大とされ大地母神として信仰されていたことを紹介。2017/03/12

くまこ

3
「ハイヌウェレ型」作物起源神話と、日本神話との類似性や縄文宗教との関連性を具体的に説明しているところが面白かった。女神を殺して作物の恩恵を受けるという図式は、今日の環境開発問題に繋がると思うし、人間の暴力性という側面を暗示しているような気がした。2012/07/28

reur

2
-大地母紳-漠然とは知ってるけど原始的なものってそれゆえに聖も俗も極まっていて、陰惨さと純朴さが隣合ってる気がします。生物学上男性が女性から派生した亜種だというのもニューギニアとかの成人儀式の根底にあるのかも。本の作り上同じ事が何度も繰り返されるのはちょっと残念。2012/07/13

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