さみしくてごめん

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さみしくてごめん

  • 永井 玲衣【著】
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  • 大和書房(2025/06発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479394532
  • NDC分類 104
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「わたしはいつまでも驚いていたい。こわがっていたい。絶望して、希望を持ちたい。この世界から遊離せずに、それをしつづけたい。世界にはまだまだ奥行きがあるのだから。」

今、もっとも注目される書き手、永井玲衣の最新刊!


哲学は心細い。さみしい。だがわたしは、さみしいからこそ哲学をしているような気がする。生まれてきたことがさみしい。わからないことがさみしい。問いをもつことがさみしい。問いと共に生きることがさみしい。(本文より)

ことばが馬鹿にされ、ことばが無視され、ことばが届かないと思わされているこの世界で、それでもことばを書く理由は何だろう。わたしの日記は、戦争がはじまって終わっている。あの瞬間から、日記は戦時中のものとなった。
だが、ほんとうにそうなのだろうか。戦争はずっとあったし、いまもある。わたしが絶望したあの戦争は、いまもつづいている。だからあの日記はすでに戦時中のものだったし、この本も、やはり戦時中のものである。
とはいえ、わたしたちの生活に先立って、戦争があるわけではない。生活の中に戦争が入り込むのだ。どうしたって消すことのできない、無数の生の断片があるのだ。たとえ「対話」ができず、あなたのことばを直接きくことができなかったとしても、決して「ない」のではない。(「あとがき」より)



【目次】

1 
やっぱりハリーポッタリ
わたしが飲むとこ見ててよ
タイツを履き忘れてすみませんでした
ばかものよとかうざいんだけど
シーサーには怖い顔をしていてほしい
箸、ごめんなさいね
夜に手紙を書くな
思ったより小さい
あたらしい犬を提案する


念入りな散歩
1月1日の日記
思い出せないことが絶えず思い出される街、渋谷
見られずに見る
試みる


さみしくてごめん
それ、宇宙では通用しないよ
iPadを叩き割れ
後ろの風景を置き去りにすれば見える
そうなのか これが そうなのか
身に覚えのない場合はご対応ください
なんだかさみしい気がするときに読む本
考えるための場


この本はもう読めない
枕辺の足
きみの足を洗ってあげる
穴だらけの幸福
ただ存在するたけ運動
徹夜のための徹夜
ないがある
今は、知っている
ただ、考えたい

あとがき

目次

1(やっぱりハリーポッタリ;わたしが飲むとこ見ててよ ほか)
2(念入りな散歩;1月1日の日記 ほか)
3(さみしくてごめん;それ、宇宙では通用しないよ ほか)
4(この本はもう読めない;枕辺の足 ほか)

著者等紹介

永井玲衣[ナガイレイ]
哲学者・作家。東京生まれ。人びとと考えあい、ききあう場を各地でひらいている。問いを深める哲学対話や、政治や社会について語り出してみる「おずおずダイアログ」、せんそうについて表現を通して対話する写真家・八木咲とのユニット「せんそうってプロジェクト」、Gotch主催のムーブメントD2021などでも活動。第17回「わたくし、つまりNobody賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

8
宿から帰る途中の書店で見つけた。永井さん三冊目。様々な媒体に書かれた文章。なんとも言えない良さがある。2025/06/28

のん

6
世界の、他者の、自分の不思議に立ち止まって考えたい永井さんの日記のようなエッセイ。私はあれ?と思っても流してしまうけれど、永井さんはそれを掴まえる姿勢が好き。引用されていた伊藤桂一さんの微風《掌にうける 早春の 陽ざしほどの生甲斐でも ひとは生きられる》がとても心に残った。 哲学者って時間に余裕があって色んな思考をできるイメージが勝手にあったけれど、Real Faceのような日常に親近感。そんななかでも色々なことへ思いを巡らせられるのがすごいなあ。 嬉しい楽しいは共有できるけどさみしいはわたしだけのもの。2025/07/06

二人娘の父

5
荻上チキsessionの哲学対話を通じて知った著者。「てのひら」サイズで考えることを大事にしている姿勢に共感する。哲学とは?という問いを投げかけられるのは、哲学者と名乗る以上は仕方ないことだと思う。しかしこれは本当に難しいことだろう。「なぜ人間は生きるのですか?」と同じくらい難しい。考えることはエネルギーもいるし、何よりも意思が必要だ。それらを手放して生きるのは、なんと気楽なことだろうと思う。いまの社会で起きることを見ていると、ついその手放しをやりたくなってしまう。それへの抗いの力になるエッセイだ。2025/07/13

アキ

5
永井さんのプロフィールには、ほとんど「念入りな散歩が好き」と書いているという。その理由がいい。「時間をかけじっくりと、慎重に目的地を目指さず、緊張感を持ってあたりを見回す。未知に出会うためには、既知を突き詰める必要がある。既知の先にこそ未知がある。だからこそわたしは、自分の近所を毎日念入りに散歩する。」と。2025/06/28

keisuke

5
永井玲衣三冊目。ブログや色々な所に書かれたエッセイをまとめたものらしいので、前二冊に比べて確かにバラバラな感じはある。読みやすく面白いとは思うし、「哲学者」としての人文エッセイなんだろうから文学とは違うんだけど、なんとも言えないすわりの悪さがある。小原晩とか、僕のマリにも感じたもの。単純に自分が、この人たちのターゲットじゃないんだろう。みんなこういう文章が好きで、歌とか文章で「これは私のことだ」ってなるんだ、すごい。2025/06/14

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