出版社内容情報
「家族にとって血のつながりは大切」「“日本人”とは日本人の親を持つこと」「日本では宗教を信じる人はめずらしい」……それって本当? 自分にとってのあたりまえが、実はあたりまえではなかったことに気づく。多様な人々と共に生きる、未来のための文化人類学入門。
内容説明
身近な問いから「文化」を見たら世界がどんどん広がった!多様性の「はじめの一歩」文化人類学講義スタート!
目次
第0話 本編に入る前に そもそも「文化」ってなんだろう?
第1話 集団と親族 なぜ私たちは「よそ者」に冷たいのだろうか?
第2話 家族と血 家族にとって血のつながりは大切か?
第3話 贈り物と負い目 なぜ贈り物をもらったら、お返しをするのか?
第4話 汚穢と禁忌 なぜ私たちは唾液を“汚い!”と感じるのか?
第5話 儀礼と境界 なぜ「就活」はあんなにつらいのか?
第6話 宗教と宗教心 日本人は本当に無宗教といえるのか?
第7話 呪術と科学 なぜ不運なことが起きたとき「“努力”が足りなかった」と思うのか?
第8話 民族とエスニシティ 「日本人」とは誰を指すのか?
第9話 人間と文化 「あたりまえを切り崩す」とはどういうことか?
著者等紹介
箕曲在弘[ミノオアリヒロ]
早稲田大学文学学術院教授。1977年東京都生まれ。専門は文化人類学、東南アジア地域研究。ラオスのコーヒー産地を主なフィールドに、環境・開発・経済に関する研究を進める。2002年早稲田大学第一文学部卒業、2013年同大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。東洋大学社会学部准教授などを経て、2022年より現職。第12回アジア太平洋記念賞(井植記念賞)、第42回澁澤賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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