感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
119
この第4巻目は前巻に続き黒海を船で渡り、クリミア半島からコンスタンチノープルからキプチャクの草原、イランの東の部分、インダスの源からデリーに至る道で長い旅になっています。マルコポーロがたどった以上の長さの旅です。現在でもかなり困難を極める旅ですが、それを克明に記しているのも大変であったと感じます。やはり一種の天才であったのでしょう。2016/11/12
tom
15
バットゥータは1年をかけて、メッカからデリーに行く。交通機関は、ラクダと馬、驢馬。経路は、メッカを起点、アレッポ、コンスタンチノープル、黒海沿岸、カスピ海、アラル海、アフガニスタンの難路を経るというもの。1年ではとううてい無理、3年はかかるでしょというのが通説とのこと。理由もあるらしい。それにしても、この旅、食料も経費も道筋の豪族が与えてくれる。立寄り地では歓迎してくれる。でも、この旅、大変でしょとしかいいようがない。バットゥータはこの旅を続けてインドに到着。さて、これからどうなるのか。妙に面白い旅行記。2025/03/18