内容説明
約100年前の鳥瞰図と現在の地図で、日本橋から三条大橋、大阪、神戸へ続く東海道、東海道本線を一望!街道や宿場の見どころを、写真で紹介!菱川師宣や吉田初三郎の描いた東海道や、歌川広重による浮世絵も掲載!
目次
1 日本橋→箱根(東海道パノラマ地図より 東京市;日本橋~川崎 ほか)
2 富士山→浜名湖(東海道パノラマ地図より 富士山~蒲原;由比~焼津 ほか)
3 豊橋→関ヶ原(東海道パノラマ地図より 豊橋~岡崎;安城~名古屋 ほか)
4 琵琶湖→神戸(東海道パノラマ地図より 柏原~彦根;河瀬/守山 ほか)
5 江戸と昭和の東海道絵図(菱川師宣の『東海道分間絵図』;『東海道分間絵図』より神奈川近辺 ほか)
著者等紹介
荻原魚雷[オギハラギョライ]
エッセイスト。1969年、三重県鈴鹿市生まれ。街道にはまり、散策と文学館巡りを二本柱に、知らない町も馴染みの町も街道にそって歩く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベローチェのひととき
11
本屋さんを物色していて気になって手に取った本。約100年前の鳥瞰図を用いて日本橋から三条大橋までの東海道、さらに三条大橋から神戸までを紹介している。鳥瞰図は立体感があって面白く見ていて飽きない。現在の地図も掲載されていて見比べてみるのも面白い。また、巻末には歌川広重の「東海道五拾三次之内」の55枚の錦絵が掲載されていて二度美味しかった。2024/01/06
barcarola
7
約百年前に描かれたという「東海道パノラマ地図」(鳥瞰図)と現代の地図とを比較しながら東海道を楽しむ本。やっぱり地図って面白い!2023/12/10
わ!
1
パノラマ地図がカッコいい本(難点は地図が小さいコト。年寄りは拡大鏡を使って見なければ、文字の判読は困難)。前々から東海道と、鉄道の東海道線と、東海道新幹線の違いが、どの様に生じたかを知りたかったのですが、そんな疑問をお持ちの方にはうってつけの一冊になっています。文字数が少ないから読むのは早いのだけれど、そもそも地図は眺めるもので、その眺め方にも濃淡があります。一度は見た地図の場所でも、異なった観点から眺め直せば、新たな発見ができるわけでして…。でもこの本、誤字も多いですぞ(方角の間違い、年号の間違い等)。2023/11/20
Satochan
0
昭和初期に作られた「東海道パノラマ地図」をもとに東海道沿いの地域・都市を紹介する本。地形が立体的に描かれており、街道がなぜそこを通ったのかがよくわかる。また現代の鉄道路線と街道双方が描かれたページを見ると、鉄道が街道から外れている場所・理由もまたよくわかる。時代物を読む時に参照したい。文庫版だと地図が小さいので、簡単に拡大できる電子版がおすすめ。2023/12/03
kaz
0
内容は面白いが、文庫版というのが自分の眼に辛い。図書館の内容紹介は『1921年刊行の「東海道パノラマ地図」を使って、日本橋から大阪、神戸へ続く東海道、東海道本線の街道や宿場の見どころを紹介。旧東海道と現在のJR東海道本線のルートマップ、沿線の写真も掲載し、比較しながら解説する』。 2023/11/26