内容説明
260年間この国のトップに君臨していた徳川一族。幼年から労苦を重ね、天下人に上りつめた家康、幕府の地歩を固め、徳川政治の根幹を築いた秀忠、家光、武断政治から文治政治へと舵を切る家綱、綱吉、家宣、家継、窮乏する財政の立て直しを図った吉宗、家重、改革の相次ぐ頓挫で行き詰まる家治、家斉、家慶、幕府を揺るがす国難に対峙した家定、家茂、慶喜、名君か?暗君か?時代考証の達人が徳川将軍15人を大解剖!
目次
初代 家康
二代 秀忠
三代 家光
四代 家綱
五代 綱吉
六代 家宣
七代 家継
八代 吉宗
九代 家重
十代 家治
十一代 家斉
十二代 家慶
十三代 家定
十四代 家茂
十五代 慶喜
著者等紹介
小和田哲男[オワダテツオ]
1944年、静岡市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。静岡大学教育学部教授を経て、同大学名誉教授。文学博士。公益財団法人日本城郭協会理事長。専門は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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大先生
11
5代将軍綱吉【「生類憐みの令」は20年以上にわたって出され続け、次第に内容がエスカレート。最後には魚介類の販売まで禁止。他方で、学問を推奨して湯島聖堂の創建や重病人の遺棄・捨て子の禁止という福祉のはしりとなる政策も】7代将軍家継【5歳で将軍になり8歳で没した】11代将軍家斉【歴代最長となる50年在職したが放漫政治。大奥40人の側室に55人の子を産ませ浪費生活】15代将軍慶喜【鳥羽伏見の戦いで敗れると江戸に帰って蟄居。30人いた側室のうちお気に入り2人を連れて静岡で隠居生活。20人以上の子を産ませた】2025/01/06
ドットジェピー
5
大河ドラマの予習に。面白かったです2023/01/22
なーちゃま
2
大学受験で日本史を履修した人には最高の復習本かもしれない。が、受験時に勉強したこと以上のプラスアルファを期待した自分としては少し期待外れだった感は否めない。もうちょっと『TOKUGAWAフィフティーン』のような、一人一人の将軍へ親近感を湧かせるような「通信簿」が展開されるかなと思ったので、史実をなぞるばかりで少し残念。あと評点の付け方適当すぎないか?(笑) 2023/11/10
ゆうさこ
1
恥ずかしながら私の知識は、中学歴史?の教科書通り、初代家康、3代家光、5代綱吉、8代吉宗、15代慶喜くらいで、その他についてはほぼ無知であったが、本書を読んで知る契機を得ることができた。 タイトルに「通信簿」とある通り、いくつかの指標で5段階評価がされている。先に解説が入り、終盤で評価が出てくるが、解説の内容と評価が合っているのか、しっくりこないものが多かった。結局は著者の主観?と思ってしまったので、通信簿を掲げるなら、もっと評価との関連を丁寧書いて欲しかった。あと、全体的に同じ話の繰り返しが多かった。2024/01/31
あずき
1
感想はインスタグラムzuzupostにて2024/02/18