内容説明
美しくも謎めいた世界のはじまり。最高芸術で描く、人類初の殺人・同性愛・不倫・裏切り。
目次
第1章 『創世記』すべてのはじまり
第2章 『出エジプト記』『ヨシュア記』モーセ登場、エジプトからの脱出
第3章 『士師記』各地に現れた賢い指導者たち
第4章 『サムエル記』『列王記』王たちの活躍
第5章 『列王記(下)』『歴代誌(下)』『預言書』ほか王国の盛衰と預言者
第6章 『エステル記』と「知恵の文学」
著者等紹介
望月麻美子[モチズキマミコ]
慶應義塾大学で美学美術史を学び、学芸員資格取得。美術出版社にて森美術館、東京都現代美術館、川村記念美術館などの展覧会カタログを主に手掛け、現在、フリーランスとしてギャラリーやアートフェアのカタログ編集、展覧会音声ガイドのナレーション原稿を数多く執筆
三浦たまみ[ミウラタマミ]
1974年千葉県生まれ。18歳の頃から主に海外の美術館の企画展巡りをはじめる。編集者、ライターとし活動後は、人形作家のインタビューに数多く携わり、ルーブル美術館内で開催された「SNBA展」に記者として参加。その他、アート関連、ビジネス関連の単行本や雑誌の編集・執筆に数多く携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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活字の旅遊人
45
絵画もユダヤ・キリスト教も全く詳しくはないが、西洋美術における聖書の再現には、時に心を動かされる。話を知らなくても、何か感じるものがある。内容を調べると思っていたことと全然違う場合もあるのだけど、感動、という点では別に解釈が違ってもよいのではないか、と思う。そんな中、ブックオフでたまたま見つけた本書。絵画主体ということもあり時々話が飛ぶが、「創世記」から「エステル記」まで網羅しているのでざっと旧約聖書そのものを知るという点も含めちょうどよい入門書だろう。阿刀田高の「知っていますか」シリーズも読もうかなあ。2021/11/16
かおりんご
24
絵画の説明だけではなく、旧約聖書の流れもよく分かる。全部カラーだったのもよかった。カラヴァッジョが、好みだなと再認識した。2018/06/03
こぽぞう☆
13
日本語も聖書用語も変。オールカラーで主題のよってはあまり見かけない画家の絵が載ってるのと、旧約聖書の内容を図にまとめてあるのは良かった。2018/11/19
トリオネア
6
初めて見る絵も多数あって良かった。説明不足な面があるのは仕方ないが、聖書の流れを良く知らな人にもわかりやすいかと思う。画家たちの状況も多少説明されていて興味がわく。2019/01/27
あっぷる
6
聖書には特に縁のない生活を送っていますが、お話しそのものが面白く、聖書になぞらえたお話しもたくさんあるので、知ってると面白いですね。 神話を材料にした絵画は優美で繊細、みずみずしいものが多く、見ているだけでも飽きないです。2015/10/23