内容説明
星と神々が邂逅する神話の世界…。古代の人々が星に感じたロマンと想像力を追体験しよう。美しくもおそろしい物語、胸を焦がすロマンス、涙こぼれる親子の情愛が心にしみる伝説…。金星座８８にまつわる神話・伝説を、春・夏・秋・冬の星座、星占いでおなじみの黄道１２星座、南天の星座の６つに分けて、完全収録！神話のストーリーと神々がわかる、ロマンとミステリー満載の一冊。
目次
はじめに 星座には、いにしえの物語と最新の科学が共存する
プロローグ 夜空を彩る星座
１ 春の星座
２ 夏の星座
３ 秋の星座
４ 冬の星座
５ 黄道１２星座
６ 南天の星座
エピローグ 星座を見に行こう
著者等紹介
石崎昌春［イシザキマサハル］
１９６１年、東京都に生まれる。国立天文台天文情報センターに、広報普及員として勤務。小学五年生のとき、理科の授業で星に興味をもつようになり、以降、中学校、高校、大学と天文関係のクラブ・サークルに在籍する。東京大学教養学部基礎科学科卒業後、民間企業での勤務を経て、１９９５年、青年海外協力隊に入隊し、エクアドルに赴任する。１９９７年、任期を終え帰国し、翌年より現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あさらん
8
夜空を見上げて星を見るのは好きだが、どうしても星座の形には見えてこない。想像力が豊かでないからか(笑)。そんな私にはまず星座の由来を知った方がいいのではないかと手に取ってみる。全星座88個を網羅しているので、一つ一つの話は短い。ギリシア神話が由来の星座以外の星座の名前で天文学者が付けた名前が多いのに驚きとなんだか納得。ポンプ座やけんびきょう座などあまりロマンの入る余地のないネーミングは学者のせいだったのか！有名なギリシア神話由来の星座の物語以外の他の地域の星の物語ももっと知りたい。2014/10/23
καйυγα
6
星と神の3分話。星座と神々の概要を知りたい人には良い本だと思う。ちなみに日本の神様はいない。にしても、自分でもビックリするぐらい知らぬ星座が多かった。星座と神を関連させる人間は豊かな想像力だなぁと無駄に感心してしまったしね。動物や道具も星座にさせられて、「さすがにこれは無理あんじゃね？」みたいな星座もあって、もうどんな形でもよいわ！！と、星と神マニアには失礼な話しかできない。ろ座とかさいだん座とか存在意義が意味不明！ゼウスは相変わらず元気だな2015/02/12
RyuRyu3
5
星座初心者にはいいかな？ 神々の物語が主軸となっている星座たちの話が分かりやすく説明されている。 南天の星座は日本からあまり見ることができないから説明がほぼないが面白い星座がたくさん。 なんだそれ？なんていう名前なんだ！？なんでそんな名前の星座を作った？？などたくさん はえ座なんかその例だろう、近くにはカメレオン座がいる2022/06/26
ともとも
4
神話の世界、天文学の世界、思想の世界 それらの分野が融合して、決して一つの枠組みに囚われず それらがお互いに星空の世界を作り上げている。 だから、星・星座の世界ってスケールの大きさや その、素晴らしさ・面白さなどが感じられてしまいます。 なんだか、本著をもって、星空の観測をしてみたくなって しまいました。 2012/06/21
れもん
2
面白い名前の星座があるねぇ。ギリシア神話の神様たちの奔放さ。ホントに神様？って聞きたくなっちゃう（笑）。もう少し突っこんで知りたかったけれど、このボリュームじゃ無理かな。とりあえずは入門編ということで。2010/08/17
