だいわ文庫
謀略―昭和闇の支配者〈6巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 340p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784479300540
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

内容説明

田中金脈、日本船舶振興会疑惑、三越乱脈経営、リクルート…大手マスコミに先駆けて闇情報とスキャンダルを嗅ぎつける“ブラックジャーナリスト界の帝王”五味武。蛇の目ミシン株仕手戦で小佐野賢治に打ち勝ち、稲川会と組んで企業を喰い荒らす小谷光浩。政財界謀略事件史の中枢を占める大事件を操る者は誰か。

目次

第1章 「田中金脈」「三越乱脈」の暴露
第2章 ブラックジャーナリズムの暗闘
第3章 黒い欲望のスキャンダル
第4章 巨悪激突の仕手戦
第5章 日本初の敵対的M&A
第6章 組織暴力と錬金術

著者等紹介

大下英治[オオシタエイジ]
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部を卒業。週刊文春記者をへて、作家として政財官界から芸能、犯罪まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

α0350α

11
ようやく全6巻読み終わりました。やはり小谷氏のような自分の利益しか考えてない人はあまり良い印象残らないですね。五味氏の話は面白かったです。2017/11/26

KJ

4
信念を曲げない。ペンを折らない。権力に屈しない。田中金脈に三越や笹川良一の疑惑など大手マスコミが報じないスキャンダルに挑んだ五味武。巨大権力を振り翳して妨害をする敵に対して書く事が仕事と屈しない姿にジャーナリストとしての矜持が伝わる。内紛こそ儲けの種と株の買い占めを繰り返す小谷光浩。冷徹な資本主義の数の論理であるM&Aは怠けている経営者の目を覚ます企業にとっての世直しか。正当性を主張する一方で虚業と呼ばれ怒りを露わにする様に罪悪感の自覚も伺える。隙有る所に悪は蔓延る。表面に現れ難い闇の存在にも注目したい。2022/04/29

岩間 宗達

1
シリーズ読了。五味武に頁を割いたのは著者なりの敬意を表した感あり。バブルがはじけ、右往左往する黒幕の様が読んでいて感慨深い。2018/03/13

Gen Kato

1
大事件が発覚するまでの攻防と、背後にある人間関係。通常のマスコミ報道ってほんの一面しか暴けないんだなあ。2015/09/12

Hiro A

0
前半はブラックジャーナリストと呼ばれる五味武が追った、三越、笹川良一、投資ジャーナルについて。 後半は、小谷光浩の足跡について。 前半は大きな事象があってそれにジャーナリストがどう関わったかという話。 後半の小谷光浩は面白い。めちゃくちゃなんだが、それに関わっていたのは、ヤクザから、大銀行の社長とか、政治家とか。昭和のバブルは戦後社会の一つの区切りというか、総決算といったものを感じる。今の無菌社会からすると何でもありであるが、だからといって今の社会が無条件で良いということもない。2010/03/14

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