内容説明
「がんの痛みで苦しみたくない!」人生の最期を、その人にとって最良の環境で、苦痛がなく、家族や友人に見守られて過ごすことができますように。いのちと向き合う現場からのエッセイ。
目次
1 がんと緩和ケア(病院での一日;ホスピスケアの使命 ほか)
2 がんの痛みで苦しみたくない(あなたの感じる“痛み”はどのようなものですか;がん患者さんの精神症状への対応 ほか)
3 インフォームド・コンセントとはなにか(患者さん自身の意志を大切に;インフォームド・コンセントというコミュニケーション ほか)
4 最期まで人間らしく過ごしたい(在宅ホスピスケアは可能か;ナイチンゲールの『看護覚え書』に学ぶ ほか)
著者等紹介
石垣靖子[イシガキヤスコ]
医療法人東札幌病院理事・副院長。北海道大学医学部付属病院・北海道大学医学部付属看護学校勤務を経て、1986年より医療法人東札幌病院看護部長。2004年より現職。患者さんや家族とのコミュニケーションを大切に、「ふだん着のホスピスケア」を目ざす。1992年度エイボン女性大賞受賞。北海道医療大学大学院看護福祉学研究科教授、日本看護研究学会理事、日本がん看護学会理事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ケンスサイ
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図書館のなかで通り過ぎるところの本棚で目に入り、ボランティアで訪問するかもしれないガンセンター病院での看護師さんの思いを知っておきたいと思って手にした。天寿ガンという考え方について何でもかんでもがんは悪いということはない、神から与えられた天寿を全うすることにも通じていることに気づかされた。2022/03/16
ユッコちゃん
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長い間、終末期医療に携わって来られた著者の現場での奮闘や実践に思いを巡らし深い敬意を覚えた。最期まで人間らしく生きるための知恵や、人との接し方を工夫していくことについても温かいアドバイスを頂いたように思えた。2022/01/09
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