出版社内容情報
ローマクラブ・レポート『成長の限界』続編。コンピュータモデルを駆使して地球の未来を検証。限界を超えた人類に警鐘を鳴らす。
悲劇的な結末の可能性を示すことで、世界中に大きな議論を巻き起こした。一方で、モデルのパラメータが敏感すぎるなど批判的見解も続出した。
●超微細レベルから地球規模までの視界
あらゆるスコープにわたって、われわれが何を知っているかということばかりでなく、それを知っていることの意味が問い直される時、新しい領域への視界が開ける。
われわれは、知識科学が拓く多様な研究領域を見てきた。しかし、これまでの旅程は、諸科学の再編・統合を目指す知識科学という企てにとって、まだ始まりに過ぎない。微視的な視点からの探求は、遺伝子レベルでの知のエレメントの発見にまで及び、他方、巨視的な視点からの探求は、国ないし地球規模で知を活用するためのメソドロジーをも包括するであろう。知ることへの欲求が終わらない限り、それらを横断する知識科学のフロンティアも拡張し続ける。新しい研究領域への遍歴の叙事詩が始まる。
内容説明
衝撃のローマクラブ・レポート『成長の限界』から20年。コンピュータ・モデル〈ワールド3〉が描く新たな未来図。いま、地球は?
目次
第1章 オーバーシュート(行き過ぎ)
第2章 限界へと推し進める力―幾何級的成長
第3章 ソースとシンクの限界
第4章 有限の世界における成長のダイナミクス
第5章 限界を超えた地点からの引き返し―オゾン層破壊の場合
第6章 技術革新と市場メカニズムで破局は避けられるか
第7章 持続可能なシステムへの移行
第8章 行き過ぎからの引き返し
付章 ワールド3を用いた研究と教育のために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨンデル
masahiro oka
pyonko
Pmy Sp
みろり