内容説明
稀代の経営者・松下幸之助氏の薫陶を受けた世代ゆえに、その最後の直弟子の一人といわれる著者が、松下電器産業の副社長からWOWOW(当時は日本衛星放送)の社長に転身し、見事、同社の再建に成功。ペイテレビの先駆者としての地位を確立するに至るまでの一〇年余の経験とノウハウを、余すところなく、開陳。また同時に、社内報を利用し、一〇年間にわたり、全社員に送り続けた経営トップからの熱き「本音のメッセージ」も初公開。すべての頑張る男たちの必読書。
目次
デジタル放送時代を勝ち抜く法
第1部 WOWOW再建物語(社長就任から黒字転換まで(一九九三~九六年)
九割減資に成功、しかし競争は激化(一九九七~九九年)
マザーズ上場とデジタル時代の幕開け(二〇〇〇~〇三年))
第2部 佐久間流ビジネス技法の真髄(営業マンは売り場に「師」を持て;意外にできていない「お客様第一主義」;困難に当たらせて人を育てる;知恵は現場に落ちている)
著者等紹介
佐久間〓二[サクマショウジ]
1931年、新潟生まれ。大阪市立大学・大学院経営学研究課終了後、1956年、松下電器産業(株)入社。1987年、同社取締役副社長。1993年、(株)WOWOW(ワウワウ)、当時日本衛星放送放(株)の代表取締役社長に就任、営業の活性化、経費削減の徹底により、倒産の危機に直面していた同社の再建に成功。BS(放送衛星)デジタル放送への進出や、2001年の東証マザーズ上場などの実績を残す。2001年には会長兼最高経営責任者(CEO)になるが、その後、2期連続の赤字という再度の苦境に陥った経営を立て直すために、2002年は、会長兼務のまま社長に復帰。自ら陣頭指揮を執る。2003年から、代表取締役会長
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